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《ドイツの反応》 クロップ 「今の状況にも意義があるかもしれない。」 チームの危機的状況について語る② 最新インタビュー

前回のインタビューの続きになります。クロップ監督がフランクフルター・アルゲマイネ新聞のインタビューに答えています。




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あなたはチームのプレースタイルを変えなければなりませんか?


私達は、自分たちのクオリティーが一つの決まったサッカーのスタイルの上に成り立っているという事において、皆一致しています。違ったスタイルをそれに加える事は出来ますが、その順番はそのままでなければなりません。私達には、今まで言った事は全て忘れてポゼッション・サッカーにしよう、などと言うことは出来ません。もちろんポゼッション・サッカーをやるにしてもメンバーが足りませんが。

私達は自分のスタイルに気づかなければなりませんし、それが様々な事柄において自信を得ることにつながります。そしてその上に積み重ねることが出来るのです。私達が既にしてきたように、少しずつ成長出来るわけです。

今の私達の状況のように、窪みにいることも意義があることかもしれません。今のように谷底にいることは楽しいものではありませんが、当たり前の状況をもう一度見直すという点からも、こうした厳しい状況は良いですよ。なぜなら全然当たり前じゃないからです。

私達のこうした特別な難題を取り払うためにも、もう一度このような状況を明確なものにしなくてはなりませんね。なぜなら試合は10や20パーセントで決まるわけではなく、2、3パーセントの違いで決まるからです。96パーセント正しくても、0:1で負けてしまうこともあります。


あなたが今シーズン、チームのフォーメションを変えたのは、力を温存しようと考えたのではなく、チームに欠員があったため必要にかられてですか?


私達のチームには力を消耗しないで戦えるシステムはありません。私達は、若者たちが自然に持っている力をフィールド上で発揮できるように、努めています。人生のように、たとえ上手く行っていなかったとしても、いつも決断を下せるように準備しておくことはとても重要です。ですから今のこうした状況はチームにとっては大きな挑戦になります。

スポーツは基本的に正しい人材と正しい対策によって状況を整える事ができます。私達のこうした事に対するモチベーションは高いです。それに私は、自分の人生がいつも完璧でうまく行かなければならないとも感じてはいません。チャンピオンズリーグでたった2位にしかなれなからと言って、不幸になったわけでもないですからね。


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2:0で勝利したアーセナル戦はまさに注目すべきでした。その後に低迷するなんて考えましたか?


試合結果はほんのいくつかの状況の結果であって、全体の結果ではありません。ブンデスリーガでのいくつかの失点は後から振り返ってしか説明することができません。こうした低迷を全く計算に入れていなかったということではありません。

しかしながら、過去のシーズンにおいては、例えば2011年や2012年などは、クバや香川、ゲッツェなどを怪我で欠きましたが、それぞれのポジションで上手く選手を補うことが出来ました。これ以上は何か起こってはならないと考えていましたし、もう何も起こらないだろうと考えていました。あのアーセナル戦の後でも同じように考えたのですが、そうしたらケールとミキタリアンが離脱してしまいました。

シーズン初めの難しい状況は問題ありません。もしかしたら完璧ではないサッカーをしているのに、勝ってしまう。例えば12,13ポイント獲ったとしたら、それが自分たちが想像するサッカーだと思ってしまうこともあるかも知れないですね。もちろんそうしたら、私が、それはただ上手く行っているだけだ、と言うでしょうが。

状況を自分たちで探し出したり選んだりすることは出来ません。でもそうした状況をうまく利用できればオーケーだと思います。そしてそれが私達が推し進めるべき計画でもあります。


あなたはあなたの周囲の人々の態度が変わってしまったというような事を経験しましたか?


私は今のところ、少しばかり苦しい時期にそっぽを向かれたという事はありませんが、そういう話はよく聞きますよ。今まで“友達”だと言っていた人が、苦境に立たされた時に皆去ってしまうといった話です。難しい状況で友達が留まってくれることによって、団結はより強いものになりますし、そこから力をもらえます。それにこうした事を証明するのは大きな挑戦ですね。

でもこうしたことからものすごいポジティヴな状況で終える事だってありえるんです。

もし今から10年後に

“2014年のあれはいったいなんだったんだろう?8人とそれに加えて3人の若いプレーヤーでトレーニングしていた。そして2015年の5月に何が起こったか思い出せるかい?”。(訳注:5月に優勝)

こうなるチャンスはありますし、私達はそうなるように今一生懸命繕っているところなんですよ。(訳注:繕っている:苦労して作るの意味)


ワールドカップの後で難しい状況になることは予想されていた事だと思いますが、BVBのメンバー状況は良かったように思えました。あなたは失敗したのでしょうか?(訳注:おそらく補強に関しての質問)


プロフェッショナルに考えても、または好意的に考えても、そのようにサッカーを評価してはいけません。私達はこう言う事だって出来たでしょう。“クバはもっと時間がかかる、ギュンドガンもシャヒンももっと時間が掛かる、だからあと3人選手をとろう。”

だけどそれは全くもってばかげた事ですね。

なぜなら、先を見た時、もしみんな戻ってきたら誰をレギュラーで誰をベンチにするか、という問題が出てくるでしょうから。今の段階ではこんな日がまるでやって来ないかのように思えますが(訳注:全員が揃うこと)。しかしもしかしたらそんな日がやって来るかもしれません。そうした日に備えておくことはとても重要ですよ。

なぜなら誰も“ローテーションは良いね、だけどなんで僕となんだ?”なんて言うことは出来ないでしょうからね。(訳注:選手が直接監督に文句を言うことは出来ない)

私達のチームは本来ならどのポジションも2人、3人と十分すぎるほどの大きさを持っていますが、一つのポジションで多くの怪我人を出してしまいました。選手が怪我をする事は望みませんが、それに対処する事は十分可能でした。(訳注:ポジションが重ならなければ補うことは十分可能だった)ただ、私達の場合は創造的な役割を果たす選手がみんな離脱してしまったんです。


あなたはヨナス・ホーフマンを貸出した事にどのくらい腹を立てましたか?


私達が決定した3日後にクバが怪我をしてしまいましたね。この間の日曜日のマインツ対グラートバッハ戦でヨナスがPKを決めたのを見た時には、ちょっとばかり痙攣を起こしましたね。ヨナスは素晴らしい若者ですし、私達がした話し合いではお互いに感情的にもなりました。しかし最終的には私達の考えは一致しましたし、正しい決断でした。

彼はマインツで大きな自信を得るでしょう。彼は素晴らしい役割を担っていますし、それが私達が望んだ事でもあります。それはその時点では正しかったのです。そして後になって、今の状況から言えば、正しくはなかったですね。当然ながら。


バイエルンはすでに遠くへ行ってしまいましたが。


こう言っても信じてもらえないかもしれませんが、バイエルンとのポイント差は最も小さな問題なんです。

私自身もスポーツ選手ですが、もし私が喜びのためと、大きな献身性でスポーツをやることができ、そして一位になるチャンスがあったなら、それでも私には3万4000日足りなかったでしょうね。いつも私より良い選手が一人いましたし、大抵はもっと何人もいましたから。それでも私はいつも熱心でした。

モチベーションが私達にとっては問題になることはないんです。


ミュンヘンのあなたの同僚が(訳注:グアルディオラ)良い選手は慣れるまでに時間を必要としないと言っていました。しかしBVBも良い選手を獲ったように思えましたが。


もちろん僕らには良い選手がいますよ。だけど、決まったポジションでの決まった動きならば、ペップ・グアルディオラが言った事も間違ってはいませんね。

シャビ・アロンゾのシャルケ戦における最初の20分は私にとってまさに神の啓示のようでした。クレイジーですね。そんな事は今まで一度も見たことはありませんでしたよ。たった30分だけトレーニングしただけで、あんな序盤のプレーをするなんて、しかもあんなに優勢に!

しかし、アロンゾはワールドクラスのプレーヤーですし、BVBでは彼を買うことは出来なかったでしょうね。それでも、参りましたよ!私はこうした出来事がたまらなく好きなんです。

だけど彼の周囲はもう十分にお互いに慣れているチームでもありますし、それに加えてバイエルンのスタイルはポゼッションに重点を置いています。世界中がもう一人シャビ・アロンゾがいないか探しているぐらいです。マドリッドではきっと、彼を放出したことが良いアイデアだったかどうかという疑問の声が出ているでしょうね。

つづく




他の選手でも、素晴らしければ褒める、そしてそういう時のクロップは本当に楽しそうでもありますね。でもアロンゾは最近の試合で、一試合で200回以上のボールコンタクトと新記録を達成しましたが、本当にあたりでしたね。この移籍はドルトムントファンから結構バカにされていましたから、その辺の反応がどう変わったか興味があります。

またヨナス・ホーフマンの移籍に対しては、やはり後悔していたようですね。その答えからとても正直だなと思いました。熱い議論がどんなものだったのかも覗いてみたい気がします。

長いインタビューも次回で最後になります。

[ 2014/10/15 06:14 ] クロップ | TB(-) | CM(4)
最近出回っているものは、このインタビューから色々抽出されていたんですね。
しかし補強やヨナスやシャビアロンソのことなど、クロップ監督から色々と興味深い話が聞けるのは嬉しいのですが、
フランクフルターアルゲマイネは結構胃が痛くなるようなとこまで切り込むのですねー ^^;
本当に今の苦境が伝わって来ます。
最後まで楽しみにしています。
[ 2014/10/15 07:27 ] [ 編集 ]
No title
ドイツ人って中々正直だよね。そして論理的。クロップの誠実さが伝わってくる。
[ 2014/10/15 09:03 ] [ 編集 ]
No title
フランクフルターアルゲマイネなんて
政治系の記事以外日本じゃほぼ見かけないのでここは本っっ当に貴重だな
[ 2014/10/15 10:39 ] [ 編集 ]
香川、ロイス、ギュン、ミキがうまくマッチして、台風のように暴れまわるのを楽しみにしてます。
ロイスと香川は、昔ロイスがボルシアMGで、ドルトムント優勝決定戦で対戦してるのを思い出しました。
うまくマッチするように祈ってます。
クロップ頑張ろうね*\(^o^)/*
[ 2014/10/15 17:09 ] [ 編集 ]
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