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《ドイツの反応》 長谷部 「僕は心を整えるんです!」 ドイツ地元紙がインタビュー!①

試合がないので、日本人の記事も少なくなっていたのですが、面白いインタビューを見つけました。

アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠選手の記事が出るのは、怪我から復帰するというニュース以来ですから実に久しぶりです。今回のインタビューでは長谷部選手の生活面にも触れられていました。

紹介するのはフランクフルト・ルントシャウという地元の新聞に10月13日に掲載されたものです。




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長谷部誠 “僕は書物からインスピレーションを得ます。”

アイントラハトの長谷部誠が彼の落ち着いたドイツでの生活、日本での熱狂、“整えること”、それからニーチェの知恵などについて語った。

長谷部誠(30)は週末の休日を利用して、パリへと旅行をした。ちょっとしたショッピングをしたり、友人と会ったり、そしてパリの日本食レストランに行ったりして楽しんだ。“こうした事をするのはいいですね。”

アイントラハトのミッドフィルダーは彼の物語を語るために、フランクフルト・ルントシャウに対して多くの時間を割いてくれた。今までにブンデスリーガで156試合(5ゴール)も出場しているこの選手は、インタビューの間に徐々に心を開いてくれた。このハセというアダ名で呼ばれている、賢い日本人は、多くの物事をただ受け入れるだけでなく、その起源を問いただそうとする。


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長谷部さん、私達はあなたのこれまでの記録を調べてみたんですが、その中で驚くべきことを発見しました。あなたがゴールの中でもプレー出来るということです。


ゴールの中?いったいどうしてそう思ったのですか?


オーケー、ちょっと細かく言い過ぎましたね。ですが、あなたは既にブンデスリーガでゴールポストの間に立ちましたよね。それをやろうとする選手は中々いないと思いますよ。


ああ、その事ですか。確かにヴォルフスブルクで一度やりましたね。(訳注:キーパーの事)確かホッフェンハイム戦だったと思います。僕達のキーパーがイエローカード二枚で退場になってしまったんですが、既に3人の交代枠を使いきっていたのです。フィールドプレヤーの誰かがキーパーをやらなければならなかった訳です。


そうしてあなたが自分から手を上げたんですか?


僕が?違いますよ。監督のフェリックス・マガトがそう決めたんです。


一体どうしてですか?あなたは若いころすでにキーパーを経験していたんですか?それともトレーニングで良くやっていたとか?


いいえ、一度も無いですよ、。その時プレーしていたマルコ・ルスが自分でゴールへ向かうつもりで、監督にも聞いたんですよ。だけど監督は僕がやるように決めたんです。単にそれだけです。なぜだかは僕にもよく分かりませんね。いずれにせよ一失点してしまいましたよ。試合は1:3で負けましたし。だけどまあこれも経験ですね。(笑)


あなたはいつも中盤でプレーしていたんですか?


そうですね。大体6番か8番のポジションです。ヴォルフスブルク以外ではですが。ヴォルフスブルクでは右サイドバック、左サイドバック、右前、左前、トップ下、キーパーとどこでもプレーしましたね。センターバックとストライカーのポジションでは一度もプレーしませんでしたが、それ以外は全部やりましたよ。


フェリックス・マガトならではですね。そして当然厳しい。


そうですね。あれは僕にとっては明らかに厳しい時期でした。メディシンボールの事は(注:体感を鍛えるボール)前から知っていましたが、サッカーで使うことは知りませんでした。でもまあそれもオーケーですね。僕らは優勝し、成功しましたから。前線にはジェコやグラフィッチがいて、彼らだけ50ゴール以上も決めました。で、その後ろにミシモビッチと。素晴らしかったですね。こうしたチームでプレーを許された事は幸運だったと思います。その中で僕も成長しました。だからフェリックス・マガトには感謝していますよ。彼が僕を日本から呼んでくれたわけですから。その事は二度と忘れないです。


あなたはどうしてもヨーロッパでプレーしたかったんですか?浦和レッズは日本のバイエルンミュンヘンのようなチームで決して悪くなかったのではないかと思いますが?


そうですね。当時僕はアジアチャンピオンズリーグでプレーしていたのですが、ブンデスリーガに移籍するチャンスがあったら、そのチャンスを掴まなければなりません。その当時のトレーナーはギード・ブッフヴァルトとホルガー・オシェツクでしたし、既に多くのドイツ人がいたわけです。


ウーヴェ・バインも確か浦和に移籍しましたよね。だけどこれも大分昔のことですね。ウーヴェ・バインは知らないでしょう?


もちろん知っていますよ。もちろん個人的には知りませんけど、それでもウーヴェ・バインは知っています。彼が来た当時僕は14歳でした。彼は素晴らしい選手でしたね。左足と10番。今でも覚えてますよ。もちろんです。


そして高原直泰もフランクフルトから浦和レッズに行きましたね。


そうですね。彼は今でも3部リーグでプレーしてるんですよ。今ではもう35歳です。でも今でもシュートは良いですね。


あなたが4年前にドイツに来た時はどうでしたか?ヴォルフスブルクはドイツの中心というわけでもありませんし。(訳注:街のこと)


最初の2年は難しかったですね。僕にとっては全く新しい生活でしたし、新しい文化、それに新しい言葉でした。それにヴォルフスブルクは小さな街です。だから日本的なものも何もありませんでした。日本食レストランもなければ、日本人もいない。まったく一人でしたね。


でも、あなたはきっと家族や奥さんが一緒ですよね?


いいえ、僕一人ですよ。僕はシングルなんです。だから誰もいませんでした。それは難しかったですね。でも自分にとっては良かったと思いますよ。(訳注ドイツ語では最近、独身のことをドイツ語のledigではなくシングルと言う。)


良かった?ドイツ語を学ばざるを得ない状況に立たされたからですか?


それも一つの例ですね。最初の3ヶ月は僕の隣に通訳がいましたが、3ヶ月経ってからは必要ありませんでしたし、もういらないと思いました。一人でうまくやってみたかったですし、自立したかったんです。それはうまくいきましたね。


自分で全てをやろうとしたのは、意図したことですか?


僕は12年間プロとしてプレーしてますし、プロになってからは何でも一人でやって来ました。それを変えたくないんです。


そうすることによって本質的な事に集中できると?


その通りです。乱されることもありませんし、決まった手順と儀式がありますから。(訳注:ドイツ語では毎日同じようにやることを儀式と表現する)だから僕は自分でスポーツのために心を整えるんです。プロですから。(訳注:原語では整理する、整列するなど。長谷部選手の本のように心を整えると訳しました。)


つづく



これで終わりだと思っていたのですが、後半があり次のページでさらに25個の質問が続きますので、一度この辺りでアップしたいと思います。

後半はフランクフルトについてのこと、本について、そしてニーチェと哲学についても語っています。
サッカー選手のこうした面について聞かれたインタビューもあまりありませんから、非常に興味深いインタビューとなっています。

ドイツでも長谷部選手の人柄に注目が集まって来ているということでしょうか。

ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
[ 2014/10/16 20:10 ] 日本人インタビュー | TB(-) | CM(12)
なんでも自分で出来る優秀な人は婚期が遅れるのなもなぁ
[ 2014/10/16 20:27 ] [ 編集 ]
このインタビュー、部分だけ読んだことあるのですが、なんとなく長谷部選手が怪しい感じに思われないかな...(自己啓発的な 汗)と心配になった覚えが...
後半はもう訳されないかもですが、
ちゃんとした訳で読むとどんな感じなのか、気になるインタビューでした^^;
[ 2014/10/16 21:02 ] [ 編集 ]
No title
いつ結婚するんだろう・・
[ 2014/10/16 21:05 ] [ 編集 ]
いや(笑)面白すぎでしょ(笑)

こういう記事がしっかり、ニュアンスも含めて読めるのもここならではですよね
いつもありがとうございます
[ 2014/10/16 22:47 ] [ 編集 ]
No title
まさかウーベ・バインの名前が出るとは思いませんでした!
なぜか反射的にロビーやマリッチの名前を思い出して心が熱くなった
私が好きな頃の浦和レッズにはいつもドイツの匂いがしてたなぁ…
[ 2014/10/16 23:39 ] [ 編集 ]
No title
そして・・・BILD 4
[ 2014/10/16 23:56 ] [ 編集 ]
No title
興味深い!
後半もお願いします!
[ 2014/10/17 01:12 ] [ 編集 ]
No title
面白すぎる!後半も楽しみです。
[ 2014/10/17 02:26 ] [ 編集 ]
No title
タイトルで笑ってしまった
[ 2014/10/18 04:48 ] [ 編集 ]
No title
レッズの選手にウーベ・バイン知らないでしょう?ってw
[ 2014/10/20 03:20 ] [ 編集 ]
No title
>でも今でもシュートは良いですね。

この部分は誤訳ですね。
[ 2014/10/21 12:31 ] [ 編集 ]
Re: No title
> >でも今でもシュートは良いですね。
>
> この部分は誤訳ですね。

原文
Er ist 35 mittlerweile. Aber noch gut in Schuss.

彼は今では35歳です。でも、今だにシュートは良いです。

となりますので、全く誤訳ではありません。
[ 2014/10/21 14:51 ] [ 編集 ]
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