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《ドイツの反応》 岡崎ポートレート !岡崎ドイツでまたも特集!


今日はドイツのシュポックスというサッカー専門サイトが取り上げた岡崎選手の特集記事を紹介したいと思います。

同サイトでは岡崎ポートレートと題して、これまでの活躍をまとめていました。



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まるで幸運のクッキーのよう(訳注:フョーチューン・クッキーおみくじクッキー)



2011年の冬に岡崎慎司は日本からブンデスリーガに移籍した。シュトゥットガルトでの2年半でのそこそこの成功の後でこの日本人は昨シーズン、マインツへの移籍を決断した。彼はそこでスポーツ面だけでなく、人間性においても、好評を博している。その原因は日本においてもドイツにおいても典型的ではない彼自身の美徳に基いている。


感動は留まるところを知らない。失われた息子がようやく家に帰ってきたことで、一日中、いや一週間も“シンジが帰ってきた”というモットーが掲げられた。岡崎慎司が自分と同じ名前がメディアに毎日載っていたことで、8月後半に何を考えていたかは人々の知るところではない。もしかしたら彼にとっては、リーグで一番有名ではないシンジであることは、別に悪くないものだったかもしれない。このいつも控えめな笑顔を浮かべたすばしっこいアジア人は、これまでに決めた5ゴールのみにおいて、変えが効かない選手になったわけではない。

彼は、それまでに奥寺康彦が保持していた26ゴールというブンデスリーガにおける日本人最高得点記録を更新し、日本で国民的英雄として讃えられたのだ。しかし岡崎は奥寺と比べられることは好まない。奥寺がヨーロッパで残した結果に対する尊敬が大きすぎるからだ。


シュトゥットガルトでの難しい時期


しかしながら、この岡崎の記録はシュトゥットガルト時代のやや突破力に欠ける結果の後で、満足感以上のものである。“僕はその前に難しい時期を過ごしただけに今回の記録は特別です。”とこのストライカーは語る。

これは記録を見れば一目瞭然である。最初の3年間シュトゥットガルトで出場したブンデスリーガ63試合において、彼は10ゴールを記録したことに対して、マインツでは39試合で20ゴールを記録している。

スポーツ・ビルトのインタビュー に対して岡崎は芝生の上での大きな違いについてこう述べている。“マインツではスタメンで90分間試合に出続けていますが、シュトゥットガルトではそうではありませんでした。プレーを許された時は、ワントップではありませんでしたし、前へ出て攻撃することは許されず、その後ろで動き回ることしか出来ませんでした。”

これは岡崎がシュトゥットガルトで理解されなかったと感じる原因となった。“僕は本来はストライカーとしてシュトゥットガルトにやって来たんです。しかし大抵はミッドフィルダーとしてプレーしました。最後の方では自分が本当はどこに属するのかわからなくなってしまいました。”とこのマインツ人は彼のシュトゥットガルト時代の不安定な気持ちを語った。

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生まれながらの点取り屋


自信という言葉が岡崎に戻ってきた。マインツで彼は相当数の自信を経験したのだ。岡崎は最前線で動き、多くのスペースを持ち、相手ペナルティーエリア内で留まっている。彼はサイドの選手でもなければ、プレーメーカーでもない。彼が最も危険を発揮するのはゴール前20メートルからである。

なので彼は自分をセンターフォワードだと見ている。“マインツでは僕はただ一人のストライカーです。僕は自分が行きたいときに行きたいところへ行くことができます。そして大抵そこにボールが来ます。”

しかし岡崎は体型で言えば決して典型的なストライカーではない。彼の174センチという華奢な体型はレヴァンドフスキーやキースリングとは比較にならない。だから彼のゴールへの嗅覚や正しい時に正しい場所にいるという能力がより重要になる。

マインツはこれを再発見したのだ。“これは少し大げさかも知れないですけれど、僕はストライカーとして生まれ変わったんです。僕は、まだ自分の仕事ができるじゃないかって気付いたんです。”とこのアジア人はシュピーゲルのインタビューで喜んでいる。


カルチャーショックからの社会適応


それに加え、岡崎はドイツに慣れるのに時間がかかった。彼はシュトゥットガルト時代にシュポックスの行ったインタビューでカルチャーショックに陥った事を話している。言葉、それに落ち着いた生活習慣、お酒についてなど、この日本人はどのようにすればよいかわからなかった。

“どういうわけかドイツ人は日本人よりもリラックスすることができるんです。ここではいつも仕事だけが大事ではなく、自由時間をどのように楽しむかも大事なんです。最初これは普通ではありませんでした。”と当時のシュトゥットガルトのストライカーはこう語った。

岡崎がフィールド以外の場所で徐々に社会になれるに従って、彼は試合においても力強く戦うことが出来るようになった。彼はドイツのサッカーが日本のJリーグよりもよい素早くよりハードであることを理解した。選手たちは全く違った体型をしており、一対一もより激しいものだったのだ。“僕が慣れるまでには、ある程度の時間が必要でした。”とこのストライカーは語る


マインツの移籍はまさに幸運


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中に幸運な諺などの紙が入ったクッキー

こうした時期を彼はシュトゥットガルトでは経験しなかった。高い期待と常にかかるプレッシャーがこの日本人には常にのしかかり、メディアやチームの責任者はゴールでもって彼を判断した。岡崎は厳しい状況に立たされていたのだ。

最後には結果がモノを言う。“時々凄く良い試合をしてもゴールがないだけで5や6の評価をもらいます。もし日本でこのような動きをしたらそれは認められます。”マインツでは彼は十分に認められている。マインツはプロ選手の生活において、落ち着きと静けさがあるという、ブンデスリーガでも稀なチームである。

もし彼がゴールを決めなかったとしても、ファンもチームの責任者も落ち着いて反応する。これはトーマス・トゥッヘルの元でもカスパル・ヒュールマントの元でも変わらないだろう。このストライカーはこうした事の価値を十分理解しており、マインツへの移籍が幸運だったと表現している。


マインツのスター


控えめで謙虚ながらも岡崎は彼のマインツにおける現在の立ち位置を十分楽しんでいる。彼が自分ではスターの地位を認めないかもしれないが、それでも彼のスターとしての行いは悪くはない。

人々は彼がすでに賞賛されるべきであることに気が付いているし、結果がそれを疑いのないものにしている。しかしこれはマインツにとっても生き残る上で非常に重要だ。今シーズンはニコライ・ミュラーとエリック・マクシム・シュポもティンというレギュラーが去り、マインツのゴール前での危険性が失われてしまった。今では岡崎の肩にかかっている。

しかしながらこの小さな日本人はその役割をうまく処理している。彼がシュトゥットガルトで感じていたプレッシャーとマインツでの移籍によって生じた彼へのプレッシャーには明らかな違いがあるようだ。そしてそれは幸運のクッキーの中に入っている言葉から来ているかもしれない:彼を“信じる”ことから。




以上です。岡崎選手のインタビューはいろいろ取り上げましたが、このようにまとめられた記事は久しぶりでした。シュポックスはシュトゥットガルト時代にも岡崎選手にインタビューをしていたようで、その時の言葉を引用していたのは新鮮でした。

岡崎選手もこれからさらにマークが厳しくなるかもしれませんが、昨年の記録を上回る活躍をしてほしいですね。

【おまけ 今日のドイツ】

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この夏に訪れた南ドイツ オクセンハウゼンという街にある修道院の教会とオルガン。

ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
[ 2014/10/24 20:00 ] 岡崎 | TB(-) | CM(7)
先日のインタビューとはまた違って、良い記事ですね。選手が活躍するには適切なポジション、自信、周囲との信頼関係、コンディションなど様々な要因が重ならないと成らないんだなぁ。
岡崎選手のフォーチュンが長く長ーく続きますように。

今日の写真も素敵ですね!
勝手なイメージですが、ドイツというよりフランスのような造り。綺麗。
[ 2014/10/24 20:55 ] [ 編集 ]
おまけコーナーが好きです!!
教会の美しさに、しばし見惚れてしまいました。
あー、素敵。

[ 2014/10/24 21:01 ] [ 編集 ]
No title
日本代表戦でチームが敗戦の色を隠せず諦めムードになったときにでも一人ボールを奪取しようと猛然とチェックにいく岡崎選手の態度に好感を持っています。
こんなにファンシーな教会を始めてみました。オルガンが特に素敵です。金縁はドイツだなと思いました・・・(笑)
[ 2014/10/24 21:18 ] [ 編集 ]
No title
いつも良い記事有り難うございます。おまけも楽しみにしています。ドイツはもう20年ほど前の話ですが、ヨーロッパ全土を車で巡る旅をしていてミュンヘン、デュッセルドルフ、フランクフルト、カッセルなどを回りました。こちらニューヨークは公園や住宅街にリスがたくさんいますが、ドイツはかわいいウサギがたくさんいますね。道路にゴミもなくて清潔な国という印象を持っています。人も親切でした。来年こそは岡崎選手等日本人選手の応援ツアーの名のもとに久方ぶりの再訪を果たしたいと思います。
[ 2014/10/24 21:29 ] [ 編集 ]
No title
このサイトはスタジアムの外を感じさせてくれるのがいいね
[ 2014/10/24 23:47 ] [ 編集 ]
No title
岡崎はドイツにいってから延びた選手だと思う。最初のころは一つ一つのプレーが荒かったけど、移籍2年目ころから序所に個人技の質が上っていった。何処と対戦したかはちょっと忘れたけど、マルセイユルーレットをやったときは爆笑したよ。シュートの質もトラップの質も格段に上っている。
話は変りますが、私はパイプオルガンの音が好きです。バッハの作品とかパイプ使った奴は最高にいいです。
[ 2014/10/25 20:07 ] [ 編集 ]
No title
良い記事だなぁ。翻訳お疲れさまです。
おまけも好き!
[ 2014/10/26 18:12 ] [ 編集 ]
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