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《ドイツの反応》 岡崎「僕は幼稚園の先生タイプ」ドイツ全国紙、フランクフルター・アルゲマイネインタビュー!


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香川選手のカムバックの報道が一段落してから、ドイツのメディアに多く取り上げられている岡崎選手。

このブログでも今まで

岡崎「僕は生まれ変わった」 シュピーゲル インタビュー
岡崎「日本のゲルとミュラーだ」 スポーツビルト インタビュー①
岡崎「得点王になれたら素晴らしい」 スポーツビルト インタビュー②
岡崎「僕はスーパースターじゃない」 ブンデス公式 インタビュー①
岡崎「夢はチャンピオンズリーグ!」 ブンデス公式 インタビュー②

と各紙のインタビューを訳して紹介してきましたが、全国大手一般雑誌のシュピーゲルに続きまして、今回はドイツ全国紙、または高級紙として知られるフランクフルター・アルゲマイネが岡崎選手のインタビューを行いました。(このインタビューはヴォルフスブルク戦の前に行われました。)

もちろんマインツはフランクフルトの近くですのでフランクフルター・アルゲマイネが地元のニュースとして取り上げたと見ることも出来なくはありませんがフランクフルター・アルゲマイネの存在感はやはり違います。ここに取り上げられるのは注目されている証といえるのではないかと思います。

ちなみに、ビルト紙が1部60セント、管理人が読んでいる地元紙ザクセン新聞が一部1,20ユーロであるのに対しフランクフルター・アルゲマイネは一部2,30ユーロですからやはり高級紙です。リベラルと保守の中立の立場を取っております。

前置きが長くなりましたが、インタビューをどうぞ。




マインツの点取り屋 岡崎慎司 “僕は幼稚園の先生タイプ”


岡崎慎司はマインツ05のために5ゴールを決め良いスタートをきった。アウェーでのヴォルフスブルク戦を前にこの日本人はヨーロッパのストライカーの大きなエゴや厳しいトレーナーの短所、そして彼のフットボールチーム バサラ・マインツについて語った。

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岡崎さん、あなたがサッカー選手になっていなければ幼稚園の先生になっていたと一度言っていましたが、どうしてですか?


子供が好きだからです。僕にも息子が2人いますし、今3才と5才になります。子供達と一緒で楽しいことが沢山ありますね。


子供達はすでにボールを蹴っていますか?


いいえ。サッカーは好きではないみたいですね。


お父さんはブンデスリーガの点取り屋で日本でも国民的英雄ですよね。でも息子たちはサッカーが好きではないと?


僕も何故だか分からないんです。彼らもスタジアムまで来ますが、試合を見ることはほとんどありません。家でもサッカーをすることはないです。でも全然問題無いですよ。子供達は自分たちにとって楽しい事をやればいいんです。


日本のサッカー選手はキャリアを伸ばすためには外国に出なければなりませんね。故郷を去ることはどのくらい難しいことでしたか?


最初は上手く行くかとても心配しましたが、いつもそうしたかったんです。北京オリンピックの後ですぐにでもそこでプレーするために海外へ行きたかったんです。僕の望みが叶うまで3年もかかりましたが。


サッカーにおいて言えば、変化はどのくらい大きなものでしたか?


ここの選手はより速いですしよりハードです。でも変化はそんなに大きくありませんでしたよ。僕はいつでも戦うタイプだったので。VfBシュトットガルトでは監督は僕のことを典型的なストライカーではなくオールラウンダーとして起用しました。どちらかと言えば彼は僕のことを点取り屋としてではなくミッドフィルダーとして見ていました。僕にとっても難しかったですね。


マインツではセンターフォワードとして再発見されましたが、今日のヴォルフスブルク戦ではあなたは多くの人にとって希望となっていますね!


そうですね。マインツではトゥベル監督が最初から一貫してワントップで起用しました。それは僕にとって重要な変化でしたね。


シュトットガルトではトレーナーがあなたに対して疑問をいだいており、ヨーロッパ選手の起用を決定したかのような印象を受けましたが?


尺度の問題ですね。僕はシュトットガルトでもいつもチームが勝つために全力を出していました。攻撃においても守備においてもです。でもVfBにはどうしてもゴールを決めたいというエゴを持ったストライカーが何人もいました。監督は僕がたくさん働いているという部分は見ませんでした。彼は僕からゴールを要求しましたが、僕は過程により大きな価値を置いていました。結果ではなく内容が重要だったんです。

今となっては評価の基準や尺度にある程度違いがあることが分かっています。僕はヨーロッパの基準というものを理解していなかったんです。


マインツでは定期的に得点を上げており、得点を上げなかった時はとても不満足に見えます。これはシュトットガルト時代によるものですか?よりエゴイスティックになったのでしょうか?


試合における基本的な考えは僕の中では変わっていません。僕はゴールしたいし、それは最も重要な事です。ですが全てではありません。ゴールを決めなかったとしても、チームの為によく働くことが出来ていたならば結果には満足です。でもメディアにはよく違った評価を受けますね。ゴールだけで判断されるように感じます。だから今ではゴールを決めることが一番重要なんです。


日本の心はとても穏やかで控えめ、そして礼儀正しいと見られています。あなたはこうした特性はヨーロッパのプロサッカー肘社会で結果を出すためには不利になるとは思いませんか?(訳注:肘で相手を突き落とす。相手より前に出ようとする社会)


そうですね。日本の心はその通りです。そしてそれはヨーロッパでは短所であると同時に長所でもあります。こうした特性が一定の価値で見られることにおいては長所です。でもチームの中からスターになろうと思ったら大きなエゴが必要となるので、その点は短所ですね。

このような大きなエゴを持たないという事はヨーロッパクラブにいる日本のサッカー選手にとっても最も大きなハードルだと思います。ドイツに来て出場するだけなら簡単です。でもトップスターになりたいのなら難しいです。そこではヨーロッパの強いメンタルが必要になってきます。

続く。




長いので2回に分けます。もう何度もインタビューを取り上げていますので、同じような質問もありますが、読み比べてみると少しずつより深い内容になっているように感じます。

後半では代表についてやチーム バサラ・マインツについての事が語られていますので、これから訳してお届けしたいと思います。

またこのブログで過去に取り上げたフランクフルター・アルゲマイネ新聞の記事です。興味のある方はぜひご覧いただければと思います。


ドイツ大手新聞は香川の復帰をどう報じたか!

クロップ「一致団結」チームの危機的状況について語る①

クロップ「今の状況にも意義があるかも知れない」チームの危機的状況について語る②

 クロップ「僕はまだ炎を失っていない」チームの危機的状況について語る 最終回


【おまけ 今日のドイツ】

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岡崎選手が以前住んでいたシュトットガルトにあるポルシェ博物館。管理人が最初に住んだ街でもあります。管理人がいたときのシュトゥットガルトはマリオ・ゴメスが大活躍してシュトゥットガルトが優勝しました。ポルシェファン必見のこの博物館はポルシェの歴史や偉業を知ることが出来ます。また建物外観も近代的で大変興味深いです。この博物館の近くに税関があって、そこで足止めを食らった日本から荷物の説明をしに何度か足を運んだ記憶があります。

[ 2014/10/31 20:03 ] 日本人インタビュー | TB(-) | CM(5)
いつもありがとうございます。
ザキオカさんは見た目から受ける印象は、ニコニコとして温厚でエゴとは無縁な感じですが、最近の代表での発言なんかも割りとFWらしいエゴのある人です。本田や大久保なんかもそうですが、主張すべきところはするってタイプのほうがFWには向いてるんでしょうね。
[ 2014/10/31 21:57 ] [ 編集 ]
この笑顔にぴったりのタイトル、ほのぼのしてユニーク。
岡崎選手の魅力を伝えたいという意欲を感じます。
管理人さんの言われるように、岡崎選手も考えを深めて話し方もより柔軟になっているように思いました。
精力的な訳出に感謝しております。
[ 2014/10/31 22:06 ] [ 編集 ]
大好きな岡ちゃんの記事!ありがとうございます。
地味かもしれないけれど、泥臭くて花はないかもしれないけど、献身的でファイト溢れるプレーが大好きです。記事も、らしさが滲み出ていて、ニンマリしながら拝読いたしました。
続き楽しみにしています!
[ 2014/10/31 23:19 ] [ 編集 ]
No title
こちらのブログの現地の生の感覚というのは毎回楽しく読ませていただいています
岡崎については、単に良い人ってだけじゃなくて頑固な部分も秘めているのが伝わってくるのは良いなぁ
ヨーロッパで戦う上で短所になることがわかっていても、自分の考えを貫こうとしているところなんか
[ 2014/10/31 23:57 ] [ 編集 ]
No title
ほんとうに柴犬のような顔をするなあ
[ 2014/11/01 19:24 ] [ 編集 ]
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