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《ドイツの反応》ドイツでまたも岡崎特集!!

ブンデスリーガ第12節を前にして、またも岡崎選手の特集記事が掲載されました。香川選手の移籍が落ち着いてから定期的にドイツの新聞で最も取り上げられている日本人選手は、明らかに岡崎選手ですね。

今回の記事は新たに取材をした上で書いているようですね。インタビューの内容はさすがにどこも似たように内容になっていますが、記事の所々に工夫が見られます。

今回はフランクフルトの新聞マイン・シュピッツェより記事を紹介します。



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上級者のための日本語


遠い東からやってきた岡崎慎司はめったにゴールを決めないという汚名を背負っていた。しかしこのマインツ05の攻撃的選手はここ数ヶ月でその反対の事を示している。

マインツ:この国では誰もが日本について知っていると思っているいくつかの“事柄”がある。たとえば全ての日本人はマスクを付けたまま外出しているとか、電車は超満員であるとかである。また名刺を渡す儀式など、多くの伝統的な行いがある。

こうした情景が不慣れなほど、これらが現実となったときの驚きはより大きなものとなる。トレーニングの合間に旧スタジアムの取材部屋において岡崎慎司への約30分の取材が実現した。

このインタビューは日本生まれの通訳と岡崎慎司がお互いにお辞儀をする所から始まり、ストライカーに伝統的な作法で名刺を渡して終了した。岡崎はそれをしっかり両手で受け取ってから、注意深く眺めその後で名刺入れにしまった。


日本とドイツははっきりと異なる文化に根ざしている。この兵庫県宝塚出身の28才の選手がマインツでどのように過ごしているかを知るためには、彼が生活の場を、全く別の文字を持ち未知なる別の大陸に移した、という事を想像しなければならない。


遠い東からのファン


マインツ05において岡崎はチームの日本人の顔である。このクラブは日本においてバイエルンに続いて最も人気のあるブンデスリーガのクラブである。アジアからの観客のおかげで、10年前に2部リーガから昇格したこのチームは、今や伝統的なクラブであるボルシア・ドルトムントやシャルケ04よりも一歩前に出ているのだ。

ホームでの試合の前には毎試合日本のカメラチームがアリーナにやって来る。彼の素晴らしいゴール率とこれまでの6ゴールという記録によってこの日本人は、ブンデスリーガにおける日本人得点記録保持者となった。彼と彼のチームメートである韓国人のパクトクのために、遠い東の人々がテレビをつけるのだ。マインツのガラス会社であるショットはアジアでの市場を拡大するために、フィールド周りの広告枠を予約した。


VfBでの問題


岡崎は遠い東からの飛行時間についての質問に“11時間”とドイツ語で答えた。彼は2011年にJリーグの清水エスパルスからシュトゥットガルトにやって来てから少しばかりドイツ後のレッスンを受けていたのだ。

“僕が日本からドイツにやって来た時は、文化的な違いで問題がありました。”と岡崎は日本語で答える。“それらは家事などの日常生活における小さな事から始まりました。何かが壊れても自分でその問題に対処することは出来ませんでした。言葉が出来なかったので。”

岡崎はシュヴァーベン(訳注:シュトゥットガルトの地方の名称)のために63試合でたった10ゴールしか決められなかった。シンジとシュヴァーベンは単に合わなかったのだ。
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“基本的にドイツと日本では評価の基準が違います。ドイツでは結果が重視されます。”と岡崎は語る。岡崎はシュトゥットガルトでは稀にしかスタメンで出場せず、仮にスタメンで出場したとしても、2列目での出場が多かった。シュトゥットガルトの監督ブルーノ・ラバッディアは彼を信用していなかったのだ。岡崎は日本人選手に対する-よく走るがゴールを決めない-という先入観を満たしてしまったのだ。

“もし僕がドイツで何かを掴みたいなら結果を残さなければなりません。”と岡崎は語る。2年半が経過してラバッディアは自分がチームを去る前に岡崎を放出した。


“当時僕は試合でバランスを失っていました。”と岡崎は語る。“ブンデスリーガでは選手は基本的にアグレッシブに前へと働きかけます。現在ではドイツでのこうした試合にも慣れてきました。”


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日本人は猿も木から落ちる、と言うが、この点取り屋もドイツでの現代的なサッカーを学ばなければならなかったのだ。そのためにはトーマス・トゥヘル監督が岡崎に示したような信用やプレッシャーが必要だった。トーマス・トゥヘルは何よりも彼にトップでのポジションを与えたのだ。

この攻撃的な選手はマインツでの最初のシーズンで12ゴールを記録した(訳注:15ゴールの間違いだと思われるが原文のまま)。今シーズンでは3節目でヘルタ戦でドッペルパックを決め、奥寺康彦が持っていたブンデスリーガでの日本人最高記録も更新した。奥寺は70年台から80年台にかけてケルンとブレーメンでプレーし26ゴールを挙げていたのだ。


“僕達アジア人は違いますから受け入れられるまでに時間がかかるのです。”と岡崎は言う。21世紀になってから、中国や日本、韓国からの選手はアジアでの市場開拓のための選手と見られてきた。例えばプレミアリーグはそこでとても多くのお金を稼いでいる。

フィールド上では絶えず努力し、よく走りそしてゴールを決めない。例えばハンブルクとアイントラハト・フランクフルトでプレーしていた高原直泰がそうした選手で、彼は芝生の上でよく跳ねたが無人のゴールへのシュートを外していたものだ。


“彼は彼がプレーするようにプレーするんだ。とてもアグレッシブでいつも動き回っている。”と新しい監督のカスパー・ユールマンは彼を褒める。このデンマーク人監督の下で岡崎はより力強さを発揮している。そしてより多くの責任を担っている。

“日本と比べてボールが僕の所へくる回数がすくないなら、そのチャンスはしっかりものにしなければなりません”と岡崎は語る。岡崎は今までで30もの可能性を分析している。

彼は現在のトップフォームにおいてまったく変えの効かない選手である。それは彼が負傷して出場しなかった試合において明らかになった。BVBからローン移籍できているヨナス・ホーフマンは膝の手術をしなければならず、前半戦は離脱することになった。ローン移籍から戻ってきたサミ・アラグイはヘルタ戦でゴールを決めただけである。そしてスペイン人のハイロは攻撃でのポジションを確保しなければならない状態だ。アルゼンチン人フォワードのパブロ・デ・ブラシスはヨーロッパカップでの悪夢のせいで、ほんの僅か出場しているにすぎない。


シーズン開始から8試合負けなしだったチームもここ3試合は勝利から遠ざかっている。

“今は何よりも90分間再び注意深く、目的意識を持って戦う事です。”

岡崎にとって次の対戦相手はフライブルクという良いチームである。“とても良いチームワークを持っているので、僕達もチームとしてどれだけ一緒にプレーできるかが鍵となると思います。”





以上になります。

このマイン・シュピッツェというメディアの記事をこのブログで訳すの初めてですが、マインツ周辺で毎日17万部を発行している新聞のようです。地方紙としては普通の大きさと言えそうですね。ドイツでは全国紙でも40万部ぐらいの発行部数です。


確か前にも岡崎選手のインタビューで、マインツが日本で一番人気という記事を読んだ気がしますが、実際の所はどうなのでしょうか?この新聞でもバイエルンの次に人気があるチームになっていましたね。

やはりバイエルン、ドルトムント、シャルケ人気には遠く及ばないのではないのかという気がしますが、管理人はあまり日本に帰る機会がありませんので、確かではありません。

それから名刺の受け取りのシーンなどは確かにドイツ人が日本人に抱くイメージそのままなのですが、岡崎選手が本当に両手で名刺を受け取ったかどうか、気になるところでもあります。

日本ではビジネスマンや営業マン以外で、例えばサッカー選手や一般人もこのようにして名刺の交換をするのが一般的なのでしょうか?日本を離れてだいぶたちますので、その辺が管理人には分からなくなってしまいました。

なんとなく記事を面白くするために、日本人像に無理やり当てはめて誇張したのではないかなどと考えてしまいます。


それはさておき、いよいよブンデスリーガが始まりますね。一ヶ月するとまたクリスマス休暇になってしまいますが、楽しい時間が戻ってきました。

岡崎選手も定期的に取材が来ているようで、嬉しい限りです。今後も日本人選手の記事を沢山紹介できる事を願って応援したいと思います。


【おまけ 今日のドイツ】

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クリスマスにもらえるお菓子
管理人が最初に住んでいたドイツ人家族のクリスマスでは子供達ように、お皿いっぱいのお菓子を個別に貰えます。今年も後1ヶ月もしたらこのお菓子がもらえると思うとクリスマスの楽しみが増えます。

[ 2014/11/22 07:32 ] 岡崎 | TB(-) | CM(5)
No title
名刺交換については、むしろアスリートや芸能人といった個人事業主の方がそういったビジネスマナーを「知らない」と軽く見られたくない意識が働いて余計に形式ばった感じにしてしまうのかもしれませんな。
[ 2014/11/22 19:28 ] [ 編集 ]
No title
>遠い東
英語で「Far East」というと「極東」の意味だから
それのドイツ語なのでは?
[ 2014/11/22 19:33 ] [ 編集 ]
No title
ドルトムント、バイエルン、シャルケでほぼ三分されてて、マインツはチーム自体の人気はないと思う。
某韓国選手は代表戦なんかの影響もあって、相当嫌われてますし。
[ 2014/11/22 23:02 ] [ 編集 ]
高原をけなされるとスゲー悲しい。
日本人独りで頑張ってたから。
ザキオカ×長谷部インタビューでは高原へのリスペクトが聞けてよかった。
[ 2014/11/23 01:01 ] [ 編集 ]
No title
Jリーグでは新人研修とかで社会人講座みたいなのもあった気がしますし、野球とかと比べても選手は社会人としての一般常識に精通すべきという風潮はあるとおもいます。まあようは、経済的に恵まれていないしセカンドキャリアで実社会に放り出されるandトップチームを除けば、選手が自分でいろいろやる必要があるってことですけど。

マインツが人気クラブって感じはしないですね。岡崎はどうしてもスターって感じじゃないですし。ネットだとそこが逆に人気になってますが。へアレスとか・・ネットは嫌韓の声が大きいのでなんか知らないけどクはやたらとけなされてますね。逆にチュホは擁護の声が結構ある。Jでやっていたからかな?
[ 2014/11/24 00:13 ] [ 編集 ]
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