【
西ドイツアルゲマイネ新聞】
我々シャルケは君をものすごく誇りに思うよ!
シャルケホーム戦での感動的な瞬間!

日曜の午後早くに内田篤人は2、部リーガのウニオン・ベルリンで、フォルトゥーナ・デュッセルドルフと対戦した。しかし、そこには少しばかり幸運(フォルトゥーン)がたりなかった。90分にウニオンは、2:3と試合をひっくり返されてしまったのだ。
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内田はその後チームメートとベルリンにもどらず、ノルトライン・ヴェストファーレンから元クラブであるシャルケまでやく60キロの道のりを経てやってきた。
内田のシャルケでの活躍がミニ・ビデオでスタジアムに流される。
ブンデスリーガのシャルケ対シュトゥットガルト戦の直前に、シャルケは7年間、ロイヤル・ブルーのユニフォームを着たこの日本人のお別れセレモニーを行った。
まず、内田のシャルケでのベストシーンを収めたビデオが放映され、その後、理事の一人であるクレメンス・テニースや会長のクリスティアン・ハイデル、アレクサンダー・ヨブスト、そしてペーター・ペータースらが、内田の写真からできた大きなコラージュを内田に手渡した。
テニースが、内田に対してコメントした場面がもっとも感動的な場面となった。“我々シャルケは君をとても誇りに思っているよ!”
さらに内田自身もファンに対して語り、その最後を“Glückauf(グリュックアウフ)“という言葉でしめた。
以上です。
Glückauf(グリュックアウフ)というのは、鉱山で働いていた人たちが使っていた挨拶の言葉です。もともとは“Ich wünsche Dir Glück, tu einen neuen Gang auf”という文章で、新しい道が切り開けるように幸運を祈っているよ!といった感じの意味です。もちろん新しい道というのは、鉱山の道ですね。
ゲルゼンキルヒェンは鉱山で働く人が沢山いた街なので、シャルケの旗をはじめ、このような鉱山の人たちの慣習が今でも多く残っているようですね。
今ではシャルケとエルツ地方のアウエというクラブがこの挨拶をホームの試合で使用しています。
さて、昨日ウニオン・デビュー戦でアシストを決め内田選手ですが、その試合後にシャルケでお別れセレモニーがあったようですね。多くの選手が一つのチームでプレーしていますが、このような扱いを受ける選手は決して多くはないですし、本当に素晴らしいですね。これからのベルリンでの活躍を祈っています!
技術と知性の詰まったアシストですね。