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《ドイツの反応》ファン必見!BVB対レヴァークーゼン 試合詳細分析② +キッカー採点

昨日紹介しました【Spielverlagerung】に掲載されていますドルトムント対レヴァークーゼン戦の分析の続きになります。今回は主にドルトムントについての分析になります。昨日の記事はこちらになります。







ドルトムントにとっては試合の流れは良かったが、戦略は良くなかった。

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当サイトのドルトムントファンの編集者達はここ数ヶ月泣いたり怒ったりしている。いったいポゼッションは何処に行ってしまったんだ?攻撃における構造はどうなっているんだ?どうして少なくとも建設的な組み立てを試そうとしないんだ?そうなるどころか建設的な組み立てから遠ざかるばかりだ。

しかしながら冬の準備期間中にそれらの点について取り組むであろうと推測することはできた。でもおそらく今の所その点に取り組み時間はないようだ。いったい誰が知っていると言うんだ。


この試合ではいずれにせよ、創造性や組み立てにおける向上性はあまり見られなかった。この試合ではレヴァークゼンの方が冬休みの間にボールポゼッションに取り組んできたかのように見えた。


いずれにせよそれに加えて以下の点について言及することができるだろう。

レヴァークーゼンのプレッシングマシーンを相手に戦わなければならなかったためにトレーニングの成果が出すには相応しい場ではなかった。

少なくとも“荒々しく前へと攻める”という相手のプレス戦略に対抗する作戦であった。


このBVBの4-2-3-1のシステムにおいてロイスは中間線(訳注参照)付近をさまようか、インモビレが前方にスペースを作り、ロングボールを要求しようとサイドに移動した時は、トップに向かって縦への走りを見せていた。この目的は相手守備の後ろにロングボールを出したり、パスを出したりする可能性に備えて、最終ライン上で中継点を作ることにある。

(訳注:中間線。ブンデスリーガで最近良く使われる様になった言葉。フィールドは大きく攻撃、中盤、守備の3つに分けることができるが、そのエリアの中間ライン差す言葉。)

カンプルはレッド・ブル・ザルツブルクで果たしていたのと同じような役割を演じている。最初は発表された通り右サイドでプレーしていたが、試合の中で左サイドに移るなど全体的に見ればとても自由にプレーしていた。


グロースクロイツ(最初は左サイト)はピスチェクやシュメルツァーと組んでより長所をだすタイプとして、この攻撃陣を完成させるべくして投入された。

シャヒンはギンターとともにダブル6番を結成したが彼らはほとんどボールを受けることがなく、ギンターに至ってはほとんど存在感がなかった。なぜならほとんどの組み立てがフンメルスとソクラティスからトップへ直接ボールを送るというものであったからだ。


相手ボールに対してはドルトムントはコンパクトにまとまった4-4-1-1でプレーした。インモビレは非常に効果的なロイスに対して対角線上に位置を取り、この二人で2トップを結成していた。この外側のストライカーは(訳注:おそらくインモビレ)賢くもサイドに固執すること無く、中央エリアとサイドエリアの間のエリア(ハルプラウム)で相手の6番とセンターバックにプレスを欠けていた。

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全体的にはとても良く、徹底的な試合運びとなる典型的な4-4-1-1であった。(訳注:システムについての言及)それによって最終的にはとても激しく強烈な試合となった。



パワーサッカーは両チームのエネルギーを消耗させた



この試合の最初の15分間はブンデスリーガの歴史の中でも、ボールに対して最も激しく強烈なものだったかも知れない。両チームともとてもコンパクトてアグレッシブ、そして相手ボールに目的を絞っていた。それと同時に可能な限り早くカウンターを仕掛けようとしていた。普通はカウンターでは一度や二度のボールタッチによる切り替えの後で、斜めや対角線上へのパスでカウンターを仕掛ける事が多いが、この試合では最初からいきなり、(最高でも2つ目のパスで)先頭目掛けて縦へのパスが出された。


その後は激しさは徐々に落ちていったが、試合の最後までとても高いレベルでの戦術とフィジカルが見られた。少なくともプレッシングにおいては。試合終盤ではドルトムントの方がまだいくらか余力があるように思えた。それに加えて、マークする相手と動きが多少代わり、守備では主にサイドに向けてより力強くなった。


ミキタリアンとラモスの二人の攻撃的な選手が終盤に交代出場したのに対し、レヴァークーゼンではロルフェスがチャラノルに代わって出場した。ドゥルミッチに対して出場したブラントは引き続き中央で存在感を示していたが、BVBもそのエリアをよくコントロールしていた。その後のレヴァークーゼンはやや下がり気味になり、ボールに対してよりはポジションを定めたプレスを仕掛けた。それによってBVBがいくらかボールを持つようになった。


しかしながらそれでも試合最後まで激しさは残り、攻撃においては両チームともボロボロになった。全体的にはチャンスも少なかったが、何本か良いシュートと良いパスがあった。レヴァークーゼンの誰一人としてパス成功率が80%に達することはなく、ドルトムントでは60%にも満たなかった。ドルトムントのパス成功率44%はこのデータシステムが導入されて以来最低の数字を記録したようである。しかしこの0:0は全く持って普通の0:0の試合ではない。

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キッカー採点


【レヴァークーゼン】
レノ 3、ヒルベルト 4、トプラク 3.5、スパヒッチ 3.5、ヴェンデル 4、ベンダー 4、カストロ 4.5、ベララビ 3、チャラノル 5、キースリング 4、ドゥルミッチ 4.5



【ドルトムント】
ヴァイデンフェラ 3、シュメルツァー 4.5、フンメルス 3、ソクラティス 2.5、ピスチェク 4、シャヒン 3、ギンター 4、グロースクロイツ 5、ロイス 4.5、カンプル 3.5、インモビ 4.5
ズボティッチ 3


【審判】キルヒャー 3

レーノのペナルティーエリア外でのハンドに対する小さなミスジャッジ。シュメルツァーへのイエローは厳しすぎた。彼がトプラクがインモビレを掴んで倒した事でPKを与えなかったことは理解できる。


【試合】5

焦りすぎ。組み立てが少なすぎる。かなりのパスミス。





以上です。


しかし、ブンデスリーガではプレッシングがすっかり浸透してきましたね。両チームともプレッシングに重点を置いていますが、プレッシングが激しすぎて、ボールを奪ってもボールをキープできないという試合だったと思います。


こういう分析記事を読んでいると、なんとなくチェスを思い出します。結局相手の戦術に対してどういう戦術で対向するか。監督の腕の見せどころですね。


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No title
香川の二年目、ブンデスってドルトムントみたいなこと試してるチームが増えてきたなって言ったら叩かれたよw

香川みたいに近くの味方にパスしてさっとかわしてリターン要求をナチュラルにできる選手は貴重ですなあ・・・現在全く活かせてないという・・・ 結構いやらしいポジショニングしてるんだけどね
[ 2015/02/02 20:50 ] [ 編集 ]
No title
プレス対プレスだけど、これをハインケスバイヤンがドルを攻略したように、ロングボール戦術の他の戦術として、プレスかけられてもポゼッションで守備できるようにしながら打ち破れんかのう、という実験を試合で重ねてるのがペップバイヤン。

他のチームよりはるかに数歩先を進んでるけど、相変わらずカウンターに弱いところ見せてて修正の必要がある。

ドルは相手を見ずにいつもの縦縦縦のカウンター一本戦術より、相手に合わせて戦術を変えてプレスにロングボール使うという戦術に踏み込んだようにクロップも変化してるのもものすごく解る。

選手の戦術遂行クオリティは突っ込みたいけどシャヒンのいう手ごたえがあったというのは今までと違って相手に合わせてて戦術を替えられた部分でいい方向に向かってるよね。
[ 2015/02/02 21:31 ] [ 編集 ]
No title
ほんとに組み立てができてない。
[ 2015/02/02 21:53 ] [ 編集 ]
ソクラテスが使えるのは大きいね
CBが交代で休めるから
[ 2015/02/02 23:26 ] [ 編集 ]
No title
ブンデスリーガの特色といえばゲーゲンプレスとツヴァイカンプフみたいになりつつありますよね。
これは力のあるチームを食いやすいアプローチなのでリーグ戦も混沌としています。
3位から最下位までの勝ち点差がたったの14!ですよ。これがラ・リーガだと勝ち点差29、セリエAが30、プレミアですら26ですから、今季のブンデスは本当に熾烈の一言です。

レヴァークーゼンは今季ホームで無敗ですし今のチームでは引き分けは充分すぎる結果です。
次のアウグスブルクも好調で非常に難しい試合ですが、それでもホームで勝ち点3を狙っていかないといけないゲームですね。
[ 2015/02/03 01:18 ] [ 編集 ]
ドルトムントは層が厚いにも関わらずまだ噛み合ってない印象ですね。
香川選手もそうですが、ブンデスの変化に対応しないといけませんね。過去は過去でクロップのドルトムントも進化しなければならない。
これから巻き返してくれるはず!
[ 2015/02/03 01:57 ] [ 編集 ]
No title
ドルトムントはブレイク前はボール止めるにもアタフタしてたけど、ブレイク明けてからはボール止めてトランジッションできるとこまでは来たかな。ただしパスの質が悪すぎで点が取れないのは相変わらず。月末にはCLとダービーが控えてるのでそれまでに良くなるといいですね。
[ 2015/02/03 12:39 ] [ 編集 ]
No title
クロップのレヴァークーゼンでの戦術は各方面から批判されているみたいですね
美学より現実、残留を求めてそれも分かるのですがやはりドルトムントサポとしては悲しいものがあります
[ 2015/02/03 18:57 ] [ 編集 ]
No title
どうせ批判しているのはドルトムントサポーターじゃないでしょう。だってサポーターならいまさら美学より勝ち点のほうがはるかに嬉しくないですか? 前半戦その美学をさんざん利用して泥臭く戦った相手に負けたじゃないですか。

もうこの状況ではどんなに泥臭くても勝ちにいくしかないじゃないですか。戦力的にも選手の精神にも余裕がでてきたらまた元のように出来るでしょうけど、今そんなこと出来るわけないじゃないですか。
[ 2015/02/03 19:49 ] [ 編集 ]
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