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《ドイツの反応》香川「失われた魔法」キッカー特集記事①

今週月曜日発売のキッカー最新号で2ページに渡り香川選手が特集されましたので早速紹介します。




失われた魔法



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2度のリーグ優勝、ポカール優勝。それも過ぎ去ったこと。香川真司とドルトムントは彼のカムバック以来、昔の姿を探し求めている。




おそらくハビエル・アギーレはオーストラリアで行われた試合で香川真司を最後の一人として残したことに対して何か考えがあったに違いない。仮にこのメキシコ人がドルトムントの中盤の選手を知ってからわずか半年しか経っていないにしても、この代表監督は日本人香川の事を、最高のテクニックを持ち、さらに神経が太い選手として捉えていたことだろう。


そのようにしてこのBVBの選手はアジア・カップでの準々決勝でUAEに対して行われたPK戦では、意を決し、ポイントに向かって短い距離を走っていった。彼から見て左隅に狙いを定めシュートを放ったのだ。相手のキーパーも同様に左隅に向けて手を伸ばしたが、その手はボールに触れることはなかった。彼にとっては幸運だった。ボールはゴールポストに当たり、そのボールはフィールド上へと転がっていったのだ。その後イスマイル・アハメドがPKを決めたことでUAEは準決勝進出を果たしたのだ。


香川は嘆き、その場に膝から崩れ落ちた。日本が敗退したのだ。そして前回優勝国の10番は直接ドイツへと戻ることになった。香川はこの苦い経験と、リーダーとして代表チームの敗戦の責任を感じていたようであったが、BVBの監督のユルゲン・クロップはその事を感じることはなかったようだ。彼は“シンジはとてもいい印象だ。”と先週の木曜日に断言している。もしこの敗戦が香川の精神状態に傷を残す事になったとしたらなんとも不吉な事である。彼はマンチェスターに移籍してからなんとも不幸な星の下にいる。そして昨年夏の終わりの郷愁に満ちた呼び戻しの後でも彼は期待された利益を出せずに居る。

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香川が8月31日にBVBと4年間の契約をし、わずか2週間後に行われたフライブルク戦でのデビュー戦でいきなりゴールを上げた事により、まるでおとぎ話のように祝福された。幸福なファンは彼らの夢が現実となった瞬間を見たのだ。彼らはソーシャルネットワーク上で#freeshinjiという行動を起こし、この失われた息子のカムバックのために戦ったのだ。そしてこの機知に富んだ、そして2010年から2012年の間にドルトムントで21ゴールを上げた香川真司の素晴らしい歴史が再び繰り返されるかに思われた。


感情を隠すことがないクロップは、このスタジアムに溢れた感情の爆発を受けて、ただ鳥肌がたっただけではなく、上着が浮きたつ程の鳥肌が立ったと表現した。香川は自身のゴール以外にも1ゴールを準備し、64分には痙攣によって交代する事となった。それまでは彼は笑顔を絶やすことはなかった、とフィールド場にいたチームメートのセバスティアン・ケールも伝えている。少なくとも一試合分はクロップの診断が本当になった事になる。“シンジは当時の物をまだ沢山ハードディスクに蓄えている。”と彼は診断していた。しかしながら、この戻ってきた選手の周りで観戦が巻き起こるにつれて、期待とプレッシャーも大きな物ととなった。


3ヶ月も経たないうちに香川はドルトムントのベンチに座ることになった。ホッフェンハイム、ヘルタ、ヴォルフスブルク、ブレーメンを相手に行われた試合で彼はボルシアのスタメンから外れたのだ。そして後半戦開幕となったレヴァークーゼンにおいても、クロップは彼の名前を先発メンバー表に書き入れることはなかった。この800万ユーロでの買い物は目に見えて輝きを失っていった。そして新たに生じた中盤での競争(カンプル)に集中して取り組まなければならない。もしかしたら、監督の記念碑的存在であるサー・アレックス・ファーガソンも少しばかり思い違いをしたのかも知れない。彼は昨年の夏に“私は香川とBVBの判断は正しかったと思う。”と祝福している。

続く






後半に続きます。


後半はこうなってしまったのはチーム全体で見れば決して彼だけの問題ではないというような事にも触れられています。

水曜日に行われるアウグスブルク戦での出番があるのか気になるところですね。ドルトムントの選手層と今後の日程を考えればある程度のローテーションスタイルを早めに確立して欲しいところです。ただクロップはあまりメンバーを入れ替えたがらない方だと思うので、まだなんとも言えませんね。キッカーの先発予想ではインモビレに代わってオバメヤン、グロースクロイツに代わってミキタリアンの名前が上がっていました。


【おまけ今日のドイツ】

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シュトットガルトのお城前広場にいた白鳥です。


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[ 2015/02/03 18:00 ] ドイツの反応 香川 | TB(-) | CM(23)
No title
>彼はマンチェスターに移籍してからなんとも不幸な星の下にいる。
1年目は大成功とは言わないけどどのメディアも及第点で失敗だったとは思わないんですけどね
2年目にサーが去った時に香川も一緒にユナイテッドに去るべきだったと思います。
[ 2015/02/03 18:54 ] [ 編集 ]
No title
多分ドイツお得意の休みの間に連携練習してないからに続くんだろうけど、コンディション戻しても休み明けにパス成功率44%のチームで魔法がーとかいうのは、マジで無茶ぶりすぎる。

ファーガソンに言及してるけど、ファーガソンは戦術に優れてたんじゃなくて、選手のコンディション見極めと選手のモチベーションコントロールがうまいので、ローテーションの仕方が凄かった。

クロップは怪我の事で香川は変わったとか言うけど、ファーガソンならはっきり見抜かれた事だったかもね
[ 2015/02/03 19:18 ] [ 編集 ]
No title
>彼はマンチェスターに移籍してからなんとも不幸な星の下
ユナイテッド移籍1年目にリーグ優勝してますけどね
パレードで大喜びしてましたよw
アウグスブルク戦はムヒの代わりにPSMで2ゴールのクバがいいと思います、怪我でしたっけ?
[ 2015/02/03 20:25 ] [ 編集 ]
No title
今の香川は視界の片隅に相手DFが目に入ったら
頭のなかは100%パスするしかない感じになってるよね
以前の在籍時はそんな事はなかったのに
カニムーブからのコースを狙いすましたシュートのシーンとか今の香川には望むべきもなく・・・
[ 2015/02/03 20:33 ] [ 編集 ]
No title
ファーガソンは戦術も優れていましたよ。同じ4411でも色々な戦術で楽しませてくれました。そして、不器用な選手もうまく扱い、選手の特徴を活かせる稀有な能力もありました。
ファーガソンなら怪我を見抜けたというのは、私もそう思います。
[ 2015/02/03 20:49 ] [ 編集 ]
No title
本人今調子良いと言ってるのにな 出場できなくて残念だ
[ 2015/02/03 21:35 ] [ 編集 ]
今シーズン残りずっと香川をベンチに置いててドルが勝てるとは思えない
必ず香川の出番がやってくるよ
それに来シーズンはロイスがいなくなるから、更に香川はチームの重要な選手になるはず
[ 2015/02/03 21:39 ] [ 編集 ]
No title
アギーレ監督がPK戦の最後の一人として残したっておかしくないですか?
まず、最初の5人を選んでいるわけですよね。
アギーレ監督は香川選手を評価してくれていると思いますが、過大評価はしていないと思います。
ファーガソン監督が思い違いをしたのかもしれないというのも失礼な感じがします。
ファーガソン監督は香川選手が移籍して一年で辞任したことに責任を感じていて、クロップ監督とドルトムントを評価しているから、祝福したんだと思います。
チーム全体が変わってしまって誰も活躍できていないような状態なのに不当に批判されているような気がします。
最近あまりにひどいので、クロップ監督が批判されないのを不思議に感じます。
[ 2015/02/03 21:49 ] [ 編集 ]
魔法の様に見えたのだろうが魔法じゃない。失ったものはひとつずつ、少しずつ取り戻して行くしかない。失ったものと同じものを探す事は、新しいものを手に入れるより時間が掛かるものだ。
[ 2015/02/03 22:16 ] [ 編集 ]
後半の記事も楽しみです。
2ページの特集をされる程に以前は魔法をかけられたんだから、時間はかかるけどまた素晴らしい活躍ができるはず!
[ 2015/02/03 23:13 ] [ 編集 ]
No title
香川は魔法ではなく、魔法を発動する為の稀少な触媒。
香川を使ってドルに魔法をかけていたのはレバンドフスキでしょう。
そして、ラモスやオーバメヤンは魔法が使えないのです。
[ 2015/02/04 00:59 ] [ 編集 ]
No title
またもや
「キッカーが」香川を批判する記事が翻訳される

怒った日本の香川ファンが「ドルトムントを」攻撃する

という不毛なサイクル……。ドルトムントファンは全く香川をスケープゴートになんかしていません。スタジアムにいけば今だって「シンジー」って気安く声をかけてくれますし、かなり暖かく見てくれている部類だと思います。
もうやめませんか。ドルトムント自体はファンもクラブも香川を大事にしているのに、「外様の雑誌に」つられてドルトムントにヘイトを集めてもしょうがないじゃないですか。



それはともかく、クロップはCLでの経験はまだ3シーズン半ほどで、クラブの規模も一番大きいとは言えないなかで、初年度こそGL敗退ですが、それ以降は決勝進出1度、ベスト8を一度、今シーズンも決勝T進出と限られた戦力のなかでローテーションも含めうまくこなせている監督ではないかと個人的に思います。
特に過去のシーズンは層の厚さがありませんでしたし……。
[ 2015/02/04 01:28 ] [ 編集 ]
No title
ドルトムントを攻撃してるんじゃなくて、サッカー雑誌のジャーナリストのくせにユナイテッドとファーガソンの事で間違ってるからそれは違うんじゃないかって言ってるんだよ。

ユナイテッド時代は不幸とか言われても、MFとしてはチーム内の得点上位(多分最上位)。
チームメイトも違うタイプがたくさんいて、同じ面子で何度も連携練習しなくても勝つ事要求されてもぶっちぎりで優勝。

ユナイテッドのファンも香川を大事にしてて、香川が幸せになれるならって送り出してもらってるのにユナイテッド時代とファーガソンについてこんな書き方されたら突っ込み入るのも当然だと思うけど。しかもキッカーとかサッカー専門誌のくせに
[ 2015/02/04 02:53 ] [ 編集 ]
>えひてぼるしあさん
日本のメディアの理不尽かつヒステリックな個人攻撃に比べると冷静な論調の類ですが、異を唱えたい人がいるのも理解できます。
それに、何らかの批判があるとドルトムントに対するやつ当たり的なヘイトと短絡的に捉えるのは、過剰反応ではないでしょうか。
チームが降格争いに巻き込まれてるのは、まぎれもない事実です。
香川に関係無く、私も今のドルトムントは不満がありますし、クロップの手腕には限界があるのかなと疑っています。
でも、クラブやサポが香川をスケープゴートにしてるなんて発想は皆無でしたし、批判=不毛なヘイトという論理はあまりにも飛躍しすぎです。
あなたがドルトムントの選手たちやクロップを心の底から敬愛してることを否定する人は、誰もいないはずですよ。
[ 2015/02/04 03:05 ] [ 編集 ]
No title
>香川を使ってドルに魔法をかけていたのはレバンドフスキでしょう。
それを言ってしまうとリーグ優勝に貢献したバリオスの立場がありませんね。開幕戦前に代表戦での怪我がなければ1トップのファーストチョイスはバリオスのままだったと思います。
キッカーはクロップのレバークーゼン戦での戦術を酷評してクロップもかなり怒ってたみたいですが、キッカーとドルトムントに何かあったのでしょうか?
[ 2015/02/04 06:17 ] [ 編集 ]
No title
ボールをインターセプトされてカウンター食らいまくるシーンが多すぎる
それに対して有効な手を見つけられていないのが今のクロップ
[ 2015/02/04 07:10 ] [ 編集 ]
チーム全体の不調を、一選手の責任にしようとする記事がおかしいっていう意見を
ドルトムントへのヘイトって感じるのか?
チーム全体が不調なのは事実だろ…ユナイテッドのサポーターも、やたらモイーズの采配やチーム全体の不調さに日本人が言及すると怒ってたが
香川が良くないことと、クロップ含めたチーム全体が良くないことは別の話だろ
香川一人が良くないなら、香川外せば勝てるだろうが、現状そうじゃない
なのに何試合も出てない香川を批判する特集記事はおかしいんじゃないか?って感じる人間がいても別に不思議はない
[ 2015/02/04 08:32 ] [ 編集 ]
日本の香川のファンはドルトムントが大好きだしクロップも信頼してますよ。香川が恩返しをするべきと言う意見が多い。それだけに今の状況は悲しいのです。

香川が魔法を取り戻していけるか、それは簡単ではないとも思います。ただこの苦難も乗り越えられる人間だからこそ次々と試練がやってくるのではないですか。栄光と試練はセットなのです。





[ 2015/02/04 10:21 ] [ 編集 ]
No title
移籍前のドル時代だって前半戦不調なときだってあった
でもシーズン通して結果は出してたよな
レバいてこそだったけど
[ 2015/02/04 10:39 ] [ 編集 ]
No title
現状を考えれば香川についてこうやって書いた記事を見れば日本からドルトムントに対する批判が返ってくるなんて当然のことで、それを繰り返し続けるのは不毛では、というのが個人的な意見です。
香川への批判も、他の選手またはクロップへの批判記事もどのメディアもずっと同じ批判内容ですから。
デジャヴのようにお互いへの同じ批判合戦が繰り返されていて不毛ではないでしょうか。ましてや当のドルトムントもサポーターだってその批判合戦には関与していないわけですから……。

ヘイトという表現は、こういった記事に対して「香川が活躍できないのはドルトムントのせい」という趣旨で、一般生活であまり耳にしない表現でドルトムントや一部の選手たちを罵ったものをこのブログでも何度か見かけたので、そういったものに向けたものです。批判ではなく罵倒と感じたのでヘイトと表現しました。相手の顔すら見えない世界ですしわかるのですが、けっきょく同じ批判ときには罵り合いを繰り返しても良い気分になる人はほとんどいないんじゃないか、もうやめにしても良いんじゃないか、と思うのです。
[ 2015/02/04 20:42 ] [ 編集 ]
No title
香川が試合に出なくなってからどんどん順位が下がって、ついに最下位になってしまたんだけど。それも香川のせいなのか。むしろ香川が試合に出てた時のほうが試合内容はよかったし、不運な失点があまりに多かっただけじゃん。
[ 2015/02/04 21:00 ] [ 編集 ]
少なくとも、このサイトのコメント欄では、香川を擁護するためにクロップやドルのチームメイトを不当に晒してるコメントは見たことないがなあ
逆は度々あるけどな
[ 2015/02/04 23:54 ] [ 編集 ]
私はここのコメントは穏やかな方だと思っています。なのでこうやって記事を見かけては書き込みたくなります。

玄人の意見が多いので参考になる事が多いです。時にネット上の言葉使いに暴言や罵倒と捉えられるかもしれませんが、香川選手やクロップやドルトムントを好きなんだなぁと感じられます。
攻撃したり否定しあう事はいい事ではありませんが、同じ内容だとしても、熱い議論をし合うことはよいではないでしょうか。
[ 2015/02/05 16:29 ] [ 編集 ]
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