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[コラム] フンメルス 契約解除条項なしでお願いします! 

今回は日本人ニュースから少し離れて、コラムとしてドイツの契約解除条項について触れてみたいと思います。

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ここ数年ドイツでは、契約解除条項(ドイツ語でAusstiegsklausel)という言葉が注目を集めています。

その背景となったのは、チャンピオンズリーグの決勝を前にして、マリオ・ゲッツェがバイエルンとこの契約解除条項に従ってドルトムントとの契約を解除し、そしてシーズン後に移籍したという出来事が事があります。

(この発表の時期は決勝戦を前にしてあまりにも急だっただめ、決勝相手であるドルトムントに揺さぶりをかけるためとか、いろいろ噂がありましたが、その数日前に脱税が発覚した当時のFCバイエルン会長ウリ・へーネスのスキャンダラスから目をそらすためではないかと思われます。事実ゲッツェの移籍は脱税のニュースをあっという間に消し去ってしまいました。)

契約解除条項とは、簡単に言うと、契約が切れる前であっても、契約解除条項で定められた金額を払ってくれるチームが現れ、選手本人が同意すれば、契約年数を全うせずとも移籍できるというものです。

そして、今怪我で話題のマルコ・ロイスとドルトムントの契約にもこの契約解除条項が含まれています。来年の夏に2500万ユーロ支払うクラブが現れ、マルコ・ロイスが同意すれば、その場でドルトムントとの契約が解除され、移籍ができてしまうわけですね。

これでもし、マルコ・ロイスがバイエルンに行ってしまったら、レヴァンドフスキーに続いて3人目のバイエルン移籍となってしまい、ブンデスリーガの力バランスなどを含めて、リーガ全体で様々な問題が起こります。

そこで、今日同じくドルトムントの選手フンメルスが以下のような発言をしたことが、ドイツ中でものすごく話題になっています。多くの新聞に取上げられていましたが、その中でも固い新聞で知られる南ドイツ新聞から取上げます。


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契約解除条項なしでお願いします!!

「僕は全く信念を持ってそれとは反対のことに決めたんだ。」BVBのディフェンダー、マッツ・フンメルスはインタビューで彼が、契約書に、契約解除条項を入れなかったと語った。あるシグナルを送るために。

・マッツ・フンメルスは信念をもって彼の契約書に契約解除条約を入れなかった。このディフェンダーはインタビューでこう語る。「僕がそうしたいと思ったら、もちろん契約解除条項を入れることは可能だっただろう。」

FCバイエルンからドルトムントへの口撃を背にフンメルスはこう考える。

「僕は全く信念を持ってそれとは反対の事に決めたんだ。」

BVBのワールドカップチャンピオンであるフンメルスは前回の契約延長の席で、この契約解除条約をいれない決断を下した。「もし僕が押し通そうとすれば、解除条項を入れることは可能だったよ。だけど僕は信念を持ってそうしない事にしたんだ。2012年から2017年までの5年契約の時に、僕はシグナルを送りたかったんだ。」と移籍サイトのインタビューで語った。

フンメルスはルンメニゲ会長(バイエルン)の計画を批判している。

このBVBのキャプテン(フンメルスは今シーズンよりキャプテン)はブンデスリーガにおいて、ドルトムントとバイエルンとの2強を期待している。

「まあ、バイエルンがシーズンで90ポイント以上とるような事になったら難しいだろうね。影響を及ぼす直接対決は2回しかないわけだから。僕らはこの争いが手に汗握る展開になるように全力を尽くすよ。」

ミュンヘンからドルトムントへの口撃に対しフンメルスは心の底からこう思う。

「バイエルンが僕達に大きな時間を費やすことには、最大の賛辞を送りたい。バイエルンはここ何年も僕達のチームに対して問題を抱えていた。それはみんなが試合でいつも見ている通りだ。」とフンメルスは語る。

「彼らは対戦相手を弱め不確かな状態に追いやりたいんだ。彼らが真剣な相手だと認めたリストに載っているチームをね。ついこの間バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲがマルコ・ロイスとの契約内容についてばらすようなことを言ったけど、こうした発言はひどく打算的だね。」

(訳注:バイエルンは来年マルコ・ロイスを獲得する気でおり、もう既に個人間では合意済みであるかのような事をちらつかせ、ドルトムントに揺さぶりをかけている。)




このフンメルスの発言、ドイツでとても多くの反響を集めています。今回はあえて南ドイツ新聞の記事を取上げましたがが、こういう新聞に取上げられる事と、ビルト紙に取上げられることでは、意味合いが多少違います。

フンメルスのこのタイミングでの発言はおそらく、同僚ロイスの事も頭にあってのことではないかと思いますが、ドルトムントが選手の流出を防ぐことさえできれば、リーガを2強時代に持っていくことも可能だと思います。

ちなみに今年の補強額ではドルトムントがバイエルンを上まり、ブンデスーガの中でトップ。またドルトムントも増資を決定したばかりなので、追い風が吹いている状況です。
[ 2014/09/11 00:42 ] フンメルス  | TB(-) | CM(4)
No title
わかりやすい
[ 2014/09/11 10:21 ] [ 編集 ]
選手の中にも反バイエルン的な動きが広がると、
ブンデスはさらに盛り上がりそうですね
[ 2014/09/11 11:29 ] [ 編集 ]
No title
南ドイツ新聞
堅い=信頼出来るということでしょうか
大衆紙とは違うということでしょうね
90年代には日本の保守系論壇でその反日報道姿勢が有名になりましたね
日本の戦後処理方法を自国のそれと対比する形で、ねちっこく非難がましい記事を出し続けている新聞として
東/京/裁/判/の内容を是とした立場での記事だったと思います
所謂/南/京/事/件/等
南京政府の軍事顧問団はドイツ人でしたしね
スレち御無礼



[ 2014/09/12 05:55 ] [ 編集 ]
No title
スペインだと契約解除条項がつくのは当たり前なんだけどね
年俸額に応じて解除額も決まる(メッシなら2億5000万ユーロ)
結局のところ欧州トップチームなのにドルの年俸水準が低いことが問題なんだよな
[ 2014/09/16 12:22 ] [ 編集 ]
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