【ルーアナッハリヒテン】
ヴォルフスブルクはホームで29試合無敗。そしてドルトムントと対戦!
シーズン15/16のヴォルフスブルクはホームで絶対的な強さを誇っていた。無敗記録は29試合にも及んだのだ。これはクラブの記録だった。しかしその試合でトゥヘルは正しいジョーカーを起用している。
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2014/2015年でドルトムントの一つの時代が終わる事となった。ユルゲン・クロップが7年の時を経て辞めたのだ。そして再び上を目指すべくしてして、トーマス・トゥヘルがやってきた。ボルシア・ドルトムントは15節を前にして32ポイントを獲得し2位に着けていたのだ。
ドルトムントは自信を持ってヴォルフスブルク戦に臨んだ。ヴォルフスブルクの29試合連続無敗記録を終わりにするために。しかしドルトムントはポゼッションでは上回り、開始20分までに7本のシュートを放つ。
その後ヴォルフスブルクは最初のチャンスを作るのに成功するも、ドルトムントは相変わらず試合をコントロールする。そしてその結果に相応しく、32分にドルトムントが先制したのだ。
ヘンリク・ミキタリアンがギラヴギからボールを奪い、マルコ・ロイスの前にパスを出したのだ。ロイスはキーパーのディエゴ・ベナリオをかわし1:0としている。ヴォルフスブルクはその後、同点にしようとプレッシャーをかけるも、それは成功しない。
しかし後半に入ってからヴォルフスブルクは多くのチャンスを作る。それでもなかなか1:1とすることができない。時間はドルトムントにとって有利に進む。そしてヴォルフスブルクへのプレッシャーが高まる。
アディショナル・タイムになってまだ当時ヴォルフスブルクでプレーしていたアンドレ・シュルレが、ペナルティー・エリア内でドリブルで仕掛ける。ルーカス・ピスチェクが彼を引っ張ってしまいPKだ。リッカルド・ロドリゲスがこのPKを決めて同点としている。
香川真司によるラスト・ミニット劇これはドルトムントにとって痛恨の一撃だったが、ドルトムントはこれに参ることなく、全力で攻める。
ゴンザロ・カストロがピスチェクにパスを出すと、彼はミキタリアンのサイドにパスを出す。このアルメニア人は躊躇することなくそのボールをボレーキックで中央の香川にパスする。途中交代で出場したこの日本人はそこからシュートを放ち2:1としたのだ。
この喜びは大きなものだったが試合はまだ終わりではない。最後に攻撃をしかけたのはヴォルフスブルクだった。最後のクロスがペナルティー・エリアに到達する。ビュルキがジャンプしそのボールを手堅くキャッチする。ボルシアは3ポイントを獲得し、ようやくほっとすることができたのだ。
以上です。
この逆転劇は香川選手の名場面の一つですね。ドルトムントは今週ヴォルフスブルクと対戦しますが、好調(とは言ってもヴォルフスブルクはポカールでライプツィヒに1:6で敗れたばかりですが・・。)のヴォルフスブルクを相手に良い試合を期待します。
今でもスカパーに録画してあった試合を見ます。
改めて香川にとってトゥヘルの解任は大打撃だったと思いますね。
もちろんあの時は今よりずっと控えの層が薄かったのと、翌年も怪我人だらけだったというのはありますが。
香川にとってはボシュの就任がすべての歯車を狂わせた感がありますね。