【ビルト】
メッシ対バルサ!
法的争いになるとこうなる!!
リオネル・メッシとバルセロナの関係は法的争いなってしまうのだろうか?もしそうならどちらが有利だろうか?はっきりしていることは、メッシが今週火曜日に文書を提出したように、退団を希望している事だ。彼はその中で、毎シーズン後にフリーで退団できるという契約条項を使おうとしている。
しかしこの契約条項が法的に有効なのかどうかははっきりしていないのだ。バルサはできればメッシの残留を望んでいるが、そうでない場合は巨額の移籍金を得ることを望んでいる。契約の内容によると、メッシは6月10日までに退団の決断を下さなければならないとされている。これは通常のシーズン終了の20日前にあたる。しかしメッシはコロナの影響によりこの期限の延長を主張しているのだ。
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メッシとバルサ、どちらが正しいだろうか?イングランドのスカイが専門の弁護士のニック・デ・マルコと共にこのテーマにおいて議論している。そこでは非常に興味深い回答が得られた!
デ・マルコによるとメッシはアルゼンチン人であることから、スペインの法律ではなくて、まずはFIFAの規則が適用されるとのことだ。仮にFIFAの決断に意義があった場合は、その後両サイド共にスポーツ裁判所に提訴することができるようだ。
メッシに数か月出場停止の可能性もデ・マルコ:“一つの可能性としては、選手が出ていく権利があると主張してそのまま一方的に出て行ってしまう事だね。もちろんこれは誰にもおすすめできないけれどね。この戦略にはFIFAにすんなり認められないという危険が付きまとうんだ。放出先が異議を訴えて認められた場合、数か月に渡ってプレーできなくなる可能性があるんだよ。そして受け入れ先は移籍禁止措置を受ける可能性がある。だからこれは非常に危険だね。選手に自分が正しいという100%の確証がない限り、こういう行動はまず誰もやらないだろうね。”
解約の期限はどうなるのだろうか?デ・マルコはメッシの契約内容を知っているわけではないので、あくまで一般論ではあるが、“契約内容を全体的に見て判断しなければならない。仮に期限が定められ、その期限が契約書に書かれていたとしても、両者があくまでシーズン末という解釈をしているのだとすれば、それは一つの論点となるだろうね。”
これが意味する事は、メッシの退団期限はすでに過ぎているが、コロナによってシーズンが延長されたことで、正式に延長が認められる可能性があると言う事だ。つまりメッシがフリーで出ていけるという事だ。
この専門家が予想する結末は?
デ・マルコ:“どちらのサイドも法的な根拠があるね。でも私の経験上は95%の確率で両者ともビジネス的な解決策を見つけるだろう。”
これが意味する事は両者が納得する金額で解決するというものだ。
例えば、メッシと代理人がある程度の移籍金を支払う用意があるクラブに移籍するという妥協案だ。結局のところバルサは世代交代をしたがっているし、すでにルイス・スアレスを放出候補にしたばかりだ。そしていずれにせよ来年夏にはメッシとの契約も切れてしまう・・。
結局のところお金で解決か?その金額がどの程度になるのかを判断するのは難しい。いずれにせよ普段のメッシの契約解除金は7億ユーロに定められているのだ。もちろんこの金額には他のクラブを驚かせるという意味合いが強い。
スペインのメディアはバルセロナがネイマールをPSGに放出した時の移籍金(2億2200万ユーロ)よりも1€でも高い金額を希望しているとされている。しかしメッシがフリーで移籍できる可能性があると知られた今の状況でこの金額を払うクラブはないだろう・・。
以上です。
普段はチャンピオンズリーグの決勝は5月末に行われますから、そこから計算するとメッシの本来の期限である6月10日はCL決勝から約2週間後という事になりますね。今年はチャンピオンズリーグが終わったばかりですから、それを考えるとメッシの期限延長の主張が通る可能性は高そうに思えますが・・・・・。