ブンデスリーガ ドイツの反応 Ich liebe Fussball!!

ブンデスリーガの情報をドイツのメディアを中心に翻訳!

《ドイツの反応》東京五輪 佐野エンブレム盗用問題がドイツでも話題に!①【メディアの反応】


ここ最近に日本では東京オリンピックエムブレム盗用問題をめぐるニュースが注目を集めているようですが、管理人もその動向には興味があってよく見ていました。実はドイツでも7月の後半ぐらいからいろいろな新聞で取り上げられています。サッカーニュースとは直接は関係ありませんが、サッカーもオリンピック競技と言うこと、そして管理人の関心も個人的に高ということもあり、当ブログでも数回に分けて取り上げようと思います。第1回目はメディアのまとめと、最新の記事の翻訳、2回目は盗用疑惑に対するドイツ人(スイス人も含む)のコメントを取り上げる予定です。



【ツァイト】ドイツでも有名な雑誌 8月6日

entry_img_539.jpg


東京2020:ロゴの権利をめぐる争いが目前にせまる。


2020年に行われる東京オリンピックで使用されるロゴにおける盗作問題はおそらく法廷に持ち込まれるだろう。ベルギーのデザイナーのオリヴィエー・デビーは木曜日にIOCを相手に法的な措置を取ることを明らかにした。東京エムブレムの作者である佐野研二郎のデザインが彼の創作であることは説得力に欠けるとし、このデザインの使用は差し止められるべきだと主張している。


“佐野はこのロゴがどのようにして出来たかを説明することができなかった。”とデビーとその弁護士であるフィリップ・モッタールは主張している。この東京五輪のロゴは“T”という文字を基本にした幾何学模様と赤い丸で示されている。デビーの作成したリエージュ劇場のためのロゴは“T”と“L”の文字を基礎として描かれているが非常に似たような形を取っている。ただ赤い丸だけが欠けているのだ。


IOCは先週、このエンブレムを使用するにあたって特に問題はない、と表明していた。さらに佐野もこの盗用疑惑は“根拠のないもの”として一蹴していた。モッタール弁護士はロゴの使用中止を求めていた。

201508201944150a2.jpg


スポンサーリンク



【バースラー新聞】

ドイツとの国境にあるスイス大都市バーゼルの新聞 8月17日


似ているけど違う!


ミスタ・デザイン-これは日本人佐野研二郎のグラフィック・オフィスであるが、盗作の罪を着せられた。彼は2020年に行われる東京オリンピックのロゴをベルギー人から盗用したようである。


entry_img_539.jpg


彼の構想であろうか?それとも盗用だろうか?左が佐野研二郎のもので右がオリヴィエー・デビーのもの。



佐野研二郎は彼のオフィスを“ミスター・デザイン”と名づけた。このような名前は、どうやら日本では我々が感じるよりもいくらか謙虚に感じられるようだ。この日本で多くの賞を受賞したデザイナーは少なくとも最近まで、そのようにして(注:ミスターデザインという名で)人前に登場していた。そして佐野は最近、彼が飲料メーカーであるサントリーの為に創作した8つのデザインの使用を取りやめた。人々が、そのデザインが他のデザイナーのものと類似している事を発見したのだ。



7月に東京オリンピックの委員会が、公募されたロゴの中から佐野のロゴを優勝者として紹介した。黒、金、銀で抽象的に描かれた“T”の文字と、右上には日の丸が描かれている。佐野が同じ素材からパラリンピックのロゴを作成したことは特に称賛された。


創作それとも盗作?


ロゴの発表から数日後、ベルギーのグラフィックデザイナー、オリヴィエー・デビーが、佐野が彼の作品を盗用した、として名乗りでた。このベルギー人はリエージュにある劇場のために、非常に似ていて、いずれにせよシンプルなロゴを作成していたのだ。デビーはすでに盗用だとして法的な措置をとる手段を講じている。


佐野は記者会見で、“デビーのロゴは一度も見たことがないし、ベルギーに行ったことは一度もない”、とまるでインターネットなど存在しないかのように否定した。いずれにせよ、デビーが使用したボドーニフォントに対して彼はディドットというフォントを使用している。東京オリンピックの委員会は佐野のデザインを今後も採用し続けるつもりだ。



佐野の事務所はサントリービールのために、日常の光景に基づいた30個のトートバックをデザインした。バケットや、自分の影の上でクロールしている女性などだ。

するとソーシャルメディアを通して、彼のデザインを他の所でも見た、という非難が沸き起こった。


佐野の報道担当者は、“これらのデザインは日常の光景に基づいており、いろんなグラフィックデザイナーが(注:似たような)発想を得ることはあるだろう。誰も盗用はしていません。”と語っている。しかし、先週末にサントリーが発表したように、佐野はこの30個のデザインのうち、8つのデザインを取り下げている。


スター建築家であるザハの設計した新国立競技場の崩壊に続き(安倍晋三が個人的に取り下げたが)、今度は、委員会が選んだ東京2020のロゴを失う危機に立たされている。






以上です。


最初に紹介しました、ツァイトの記事はおそらく共同通信の記事で、似たような記事が様々なドイツメディアで取り上げられました。

最近掲載されましたバーゼル新聞のものは、情報も増えたこともあり、いくらか突っ込んだ内容になっていますね。

それにしてもやはりミスター・デザインという名前は傲慢に聞こえるようですね。


次の記事でその記事に対するドイツ人(スイス人も含む)の反応を紹介します。

ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
FaceBookページ:ブンデスリーガ ドイツの反応 ichliebefussball


[ 2015/08/20 20:34 ] メディアの反応まとめ | TB(-) | CM(10)
No title
日本人の多くがベルギーを応戦してる、ってことが伝わればいいんだがな
[ 2015/08/20 21:15 ] [ 編集 ]
No title
盗作しまくってるしオリンピックのロゴが盗作じゃない可能性のほうがすごく低い
現状擁護できる要素なんて皆無なんだよなぁ
利権に直接かかわってる政治家やどこぞの都知事は必死に擁護してるけど滑稽で目も当てられない
[ 2015/08/20 21:30 ] [ 編集 ]
数人のデザイナーの対談(各1章)をまとめ本をペラペラめくってる中に佐野の対談もあった。その時点で買う気が失せたわ。
無形の損害多いんじゃなかろうか
[ 2015/08/20 21:34 ] [ 編集 ]
No title
「応戦」したらダメだろw
[ 2015/08/20 21:45 ] [ 編集 ]
No title
「応援」でござんした
[ 2015/08/20 22:09 ] [ 編集 ]
え…オリンピック委員会は取り下げてないんですか?今ここで知りました。恥以外の何物でもないですね。恥ずかしい。本当に。コピーした元のデザイナーさんに申し訳ないです。なんとお詫びしたら良いか、となりますよね普通だったら。まぁこの国の政治は腐りきってますししょうがないですね。最近、だんだんと日本が嫌いになってきました。
[ 2015/08/20 23:34 ] [ 編集 ]
No title
たまたま似てしまったというのも可能性としてあり得なくはないが、たまたまを証明するのは不可能なので、変更するしかないと思う。エンブレム作成に他のスタッフが関わっているのか非常に気になる。 デザインが発表された時それほどめちゃくちゃなモノでなかったからよかったと思ったけど、なぜいつもこういうチョイスなんだろうと個人的に失望したので、早くかえてほしい
[ 2015/08/21 00:32 ] [ 編集 ]
この人言うほどパクってないと思う
でも独創性ない誰でも思いつきそうな才能しかないと思う
[ 2015/08/21 08:43 ] [ 編集 ]
No title
盗作か否かにはあまり関心がない。
だが一見して思うのは、非常に似ていて、かつ誰でも思いつきそうともいえるデザインなのに、明らかにリエージュの方が美しいということ。

ちょっとした違いなのに面白いねえ。
[ 2015/08/22 14:00 ] [ 編集 ]
No title
今度生まれ変わったら「コピーデザイナー」になろう。世界の既存のデザインの中から適当なものを探し出し、「パーツ」の間隔や配置を変え、色を変えたら「世界に類の無い」作品が出来るらしい。更にオリジナルが商標登録されていなかったらしめたものだ。これならセンスの無い私でもできそうだ。
[ 2015/08/23 09:08 ] [ 編集 ]
コメントの投稿   ※コメントは承認制となっております。












管理者にだけ表示を許可する
連絡先
ichliebefussball2014@gmail.com
当ブログについて
当ブログは、ドイツの情報を管理人の目線から日本の皆様に紹介することを目的としており、著作権の侵害を目的とするものではありません。 当ブログで使用されている写真と元記事の著作権は全て著作者にあります。 また当ブログは、全て管理人が自分で翻訳しています。写真に関しても、できるだけ自分で撮影したものを使用しておりますので、当ブログの記事、写真等を使用したい場合は、必ず事前にご連絡お願いします。(無断転載はしないでください。) また管理人が雑誌等を撮影した写真を載せる場合は、著作者を尊重して、解像度を落として、あくまで雰囲気だけが伝わるようにしてあります。 当ブログの記事に関して、ご指摘などございましたら、速やかに対処させていただきます。また当ブログは相互RSS、リンクの募集を致しております。どうぞお気軽に下記の連絡先までご連絡ください。