【Heraldo】香川!“出ていかなければならないと分かったときは、怒りのような言葉では言い表せない感情だった。”
香川真司はサラゴサから退団することになった。2019年の8月に加入した時のように1万人のセレモニーを再び行う事は不可能となった。この日本人はそれでもACタレントスポーツ主催の記者会見を行っている。
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“このような形で去る事は思ってもいませんでした。”とこの日本人はもう少しで去る事になるサラゴサの自宅で語っている。“彼らからここを去る事を聞いたときは、怒りと言うかなんとも説明しがたい気持ちを感じました。”と彼はサラゴサ退団が分かった時の気持ちについて説明している。香川とサラゴサの契約解除に関する交渉においては、様々な内容が明らかになっている。それに至った原因は経済的な要因でもあり、人事的な物でもあった。しかしこの記者会見においては、主催者のペドロ・ガルシアが冒頭で、“報道でいろいろと語られているが、それらは真実ではない。この場で詳しい数字について語られる事はない。”としている。
“問題が僕の給料だったら、それについて話し合う事は出来たと思います。でもどうして僕が去らなければならないのか分かりません。契約は後1年ありましたし、それを全うするためのモチベーションもありました。こうなるとは思ってもいませんでしたね。本当の理由は分かりません。”と香川は語る。“この事実を受け入れるのは僕にとっては本当に難しいと思いますし、この相手からの提案を理解するのも難しかったです。スポーツ面が原因で今シーズンプレーできないというのであれば納得できたと思います。それが正しいと思いますが、今はそうではありません。確かに昨シーズンあまり良いプレーが出来なかったのは分かりますが、2年目に全力を出す用意が出来ていました。でも彼らは僕にそうする事を許しませんでした。”香川はさらに今後もスペインで続けることを語っているが、“昨日契約を解除したばかりですし、現時点でははっきりした事は言えませんね。自分が何をするか、自分にとって何が最高の行き先なのかはまだ分かりません。”と語るにとどめている。
香川はさらに日本からサラゴサにやってきてからの2週間で、バラハ監督とはたった2,3回しか話をしなかった事も明かしている。それと同時に香川は誰と契約解除の交渉をしたかは明かさなかった。
また香川は退団の本当の理由について質問されると、“僕にはわかりません。”と繰り返し答えている。
最後に香川はサラゴサのファンに対して言葉を残している。
“ここはサッカーが人生において重要な役割を果たしている、素晴らしい街です。だから一部でプレーするに値するクラブです。もう僕が昇格に向けて戦う事は出来ませんが、それはチームメートに託したいと思います。”と彼は語る。そして、“インスタグラム、ツイッター、道端などで温かい言葉をたくさんもらいます。彼らはサラゴサでいつも僕を温かく迎え入れてくれました。ファンにはすごく感謝していますし、今年こそ昇格がかなう事を願っています。レアル・サラゴサでプレーする事は特別な経験でした。”と彼は語っている。この歴史は大きな期待と共に始まったが、その14か月後には多くの人々にとって非常に奇妙な感情で終わる事となっている。香川は退団に際して公の場での発言を望んでいた。
以上です。
香川選手の記者会見での発言が多くのスペイン紙で紹介されていました。結局のところ、香川選手にも退団の決定的な理由は分からないとの事ですね。給与が問題であれば話し合う用意があって用ですが、結局そうはならなかったようです。
細かい言葉のニュアンスは翻訳の過程で変わっている可能性はありますが、香川選手の悔しさが伝わってくる内容でした。
本人にとっても多くのファンにとっても残念な終わり方でしたが、次の移籍先での活躍を願っています。