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《ドイツの反応》これがトゥヘルのシステムだ!!ビルトが分析!

ビルト日曜版よりドルトムント関連のニュースになります。





トゥヘルの新システムにはまだ弱点も!


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ノルウェーでのカオスな試合の後でビルト日曜版がBVBの戦術に関する5つのポイントについて解説する!

トーマス・トゥヘルはドルトムントに新たな道を作った。しかし彼の戦術における革命はまだ初歩の段階にある。


4:3で勝利したオッズBKとの試合ではこの戦術に秀でた監督が望むように全てがうまく行ったわけではなかった。しかし彼はそれでもチームに対して太鼓判を押した。



最も重要な変更とその結果:より優れたパス


元コーチのユルゲン・クロップの下では何よりも安定性が最重要だった。トゥヘルはより中盤でのコントールと支配力に狙いを定めている。トゥヘルはドルトムントの選手が常に三角形を作っていることを求めている。それによってトゥヘルはチームを4-2-3-1と4-1-4-1を合わせたようなフォーメーションを採用している。


三角形はモダン・サッカーにおいては、素早いパス交換を実現させるうえで最高の可能性だ。ボールを持つ選手は常にボールを出す上で2つの可能性を持っていることになる。この三角形が、チームをより良く結びつける上で役に立っているのだ。こうしてBVBはサイドを無視するという事も無くなった。昨シーズンのように。

それによってしばしばサイドから中央へのパスが成功するようになった。これはトゥヘルの中でも最も重要な変更だ。


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サイドでの危険


トゥヘルの下ではサイドバックはより攻撃的な役割を担っている。時には彼らは相手ディフェンスの最終ライン付近まで上がっている。それによってサイドアタッカーがより中央付近でプレーすることができるからだ。そのポジティブな効果は、ドルトムントが中央でより存在感を発揮できることだ。


しかし、このサイドバックが高い位置を取ることはカウンターにつながるという問題を引き起こすことになる。特に中盤でボールを失った場合は非常に危険だ。もし対戦相手が即座にサイドにボールを送った場合には特に。それに加えてトゥヘルはまだ理想的な右サイドバックを見つけてはいない。オッズBK戦でのカストロは酔も一発で醒めるほどだった。



カウンターに弱い


クロップの下でのBVBは何よりもゲーゲンプレッシングに重きをおいていた。それはボールを失ってから即座にボールを奪いに行くというものだ。トゥヘルのドルトムントはさらに激しくさらに高い位置でプレスを仕掛ける。ドルトムントはこれによってより多くのプレッシャーをかける事ができる。もしこのゲーゲンプレッシングがうまくいけば試合を圧倒することができるだろう。


もしドルトムントがうまく試合に入れないとしたらBVBは高く上がりすぎているために中盤で簡単に数的に不利な状況になってしまうだろう。そうなるとBVBはカウンターに弱いという事になってしまう。



ヴァイグルは既に外せない存在


驚くべきことに中盤で最も重要な選手はユリアン・ヴァイグルとなった。このヤングスターはディフェンスラインの前で潰し屋として働いている。彼は試合の組み立てにおいては下がっているが、プレッシングでは上がっている。

このようにしてイルカイ・ギュンドガンは彼の力を取り戻すことができる。彼は組み立てにおいてより頻繁に前へと動き、時には右サイドと中央の中間の位置でプレーする。(注:ドイツでは、フィールドを縦に5つに分割して左サイド、左ハルプラウム、中央、右ハルプラウム、右サイドと読んでいる。中間の位置と訳した部分は原文では右ハルプラウムの事)


ヴァイグルの最も優れた点は、彼のポジショニングと先取りする能力である。この点において、彼は明らかにチーム内のライバルよりも秀でている。ベンダーはオッズ戦ではこれを補うことができず、それによって中央にスペースが生まれてしまった。


ミキタリアンの新しい役割


トゥヘルの下での二人目の勝者となったのがヘンリク・ミキタリアンだ。彼は新たに攻撃的な役割を担い花開いた。彼はサイドアタッカーとして今までよりも明らかに高い位置でプレーし、試合に組み立てにはあまり関与していない。


そしてその役割(組み立て)を香川真司が請け負っている。ミキタリアンはハルプラウム(注:上記参照)付近からゴール付近へと動くことができ、彼のゴールゲッター、そしてアシストのクオリティーを発揮することができるのだ。その結果が5試合で7ゴールだ。(昨シーズンは42試合で5ゴール)。


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以上です。


これもビルトの記事ですが、変更点をうまくまとめた記事だと思いました。香川選手の役割の変化にも少し触れられていましたね。


たしかにサイドバックの戻りが遅くなるのでカウンターには気をつけなければなりませんね。でもそういう事も考えてトゥヘルはより現代的なキーパーであるビュルキを起用しているのではないかと思います。危ないシーンはあまり見たくはありませんが、ビュルキが飛び出してボールをクリアしてくれるかもしれません。

それからドルトムントが再び4:0で勝利したことから、ビルトが“ドルトムントは優勝できると思いますか?”というアンケートを実施しましたが、今の所66%が“はい”と答えています。

とりあえず、次のオッズ戦とヘルタ戦に勝利すればスタートは完璧ですね!

【おまけ今日のドイツ】

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ちょっとプラハへ
ドレスデンからお隣の国チェコのプラハまでは電車で2時間で行くことが出来ます。
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ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
FaceBookページ:ブンデスリーガ ドイツの反応 ichliebefussball



[ 2015/08/25 06:11 ] トゥッヘル15 | TB(-) | CM(20)
いつも現地でしか報道されないような内容の記事をアップしてくれて本当に感謝してます!
この記事も本当に良い記事ですね。
ドルトムントは管理人さんが言う通り、オッズとヘルタにしっかり勝つことで初めて良いスタートと言えると思います!
今は皆、連戦で疲労が目茶苦茶溜まってると思いますが、勝ちきって欲しいですね!
それだけの力もあるし信じて応援します!
[ 2015/08/25 06:28 ] [ 編集 ]
なんかヤフーで見た誰かのコラムと似たような内容で、少々驚きました。
[ 2015/08/25 06:50 ] [ 編集 ]
No title
いつもチェックしてます^^
掲載内容も面白いですが、おまけの写真と一文が素晴らしい。

個人的には昔見たクロップのそっくりさんがどうなったのか気になりますけど、何か情報はありませんか?
[ 2015/08/25 07:34 ] [ 編集 ]
対策たてられても柔軟に対応できるチームになるのか?楽しみです
[ 2015/08/25 07:55 ] [ 編集 ]
No title
確かにビュルキがノイアーになれば安定感が少し増すね。
最終ラインがスカスカになりがちだもんな。
でも隙間が大きくなった最終ラインをドリブル突破される場面も多いからあくまで少し増すだけだよねw
[ 2015/08/25 09:00 ] [ 編集 ]
No title
フィールドを縦の5分割する、という考えは初めて知りました。 個人的に今一番戦術的なリーグ(攻守や連携に約束事やパターンが多い)はスペインだと思っていますが、最近のブンデスの戦術化は興味深いです。
[ 2015/08/25 09:27 ] [ 編集 ]
バイエルンやバルサを参考にしてるのはすぐ分かるよね
[ 2015/08/25 09:55 ] [ 編集 ]
No title
トゥヘル監督になって香川選手の仕事が増えましたね
ドルトムントは優勝できるとかどうかのアンケート結果ですが、ハイと答えた66%はほぼドルトムントサポなんでしょう、もしCL圏内に入れるかどうかのアンケートなら100%に近かったかも知れませんね

[ 2015/08/25 09:57 ] [ 編集 ]
No title
クロップのゲーゲンプレッシングの意識は殆ど攻撃だったと思う。
相手陣内でもボールを奪われたらすぐにゲーゲンプレッシングに入って、奪い返したらそのままショートカウンター。これがクロップのドルトムントの武器だった。トップ下の香川も、このやり方にフィットした選手だった。

昨シーズンは、これを防がれた。どん引き戦法で。
どん引きしておけばゲーゲンプレッシングで奪われてもスペースを与えていないからショートカウンターに入られてもブロックできる。空中戦に強いFWはいない。テキトーな放り込みは怖くない。隙を見てカウンターで得点できればラッキーって。そしてドルトムントは一時最下位まで沈んだ。

トゥヘルのゲーゲーンプレッシングはあくまでも守備だと思う。
ボールを奪い返したら速攻だ!というのではなくてポゼッションに入るから。攻撃の多くはサイドに開くパターンが多い。敵のペナルティエリア前、バイタルエリアからでも一旦サイドに開くシーンが多い。香川だけじゃなくてロイスもサイドにパスを出していた。サイドをえぐってマイナスのセンタリングもよく使っている。サイド攻撃の意識が高い。

クロップの攻撃的サッカーはスピードが要だった。サイドから攻撃するにしても丁寧に攻めるよりもスピードが求められた。
トゥヘルのサッカーはスピードよりもポゼッションとサイド攻撃重視。
全面でゲーゲンプレッシングするのはどっちも同じ。トゥヘルが開幕戦で圧勝できたのはクロップが良い仕事をしていたお陰だ、というようなことを言ったらしいけど、これは明らかにゲーゲンプレッシングを指していると思う。選手たちに意識とスタミナ、スキルを身に付けさせていた。この土台の上にトゥヘルのサッカーを築き上げようとしているんだと思う。
[ 2015/08/25 11:00 ] [ 編集 ]
No title
お疲れ様です
ドルトムントの躍動が見れるシーズンになりそうですね
[ 2015/08/25 13:52 ] [ 編集 ]
No title
まー肝はヴァイグルだと思う。
これでシャヒンが戻って調子上げてくれれば中盤はオッケー。
[ 2015/08/25 14:34 ] [ 編集 ]
No title
クロップがCLグループステージで敗退した時(香川ドル2年目)に、リーグとCLでは別の戦術で戦わなければならないことを学んだと語ってた。
トゥヘル監督もリーグとELの違いに悩むことになるかもしれませんね。
[ 2015/08/25 15:58 ] [ 編集 ]
No title
なるほどなーと感じました。
言葉の理屈だけでなく
視覚的に想像することができ、合点がいきました。
ビルトはキッカーよりも情報の質が低いと日頃考えていたので
ちょっとだけ見直しました(笑)

きめ細やかな翻訳、たいへんご苦労様です。
そして何よりありがとうございます。
情報に飢えてる身としては本当に助かっています。
今後ともよろしくお願いします。
[ 2015/08/25 17:26 ] [ 編集 ]
トゥヘルは有能ですね。二列目の香川とミキを役割分担させる事で二人が楽しそうにプレイしているんだから。しかも香川は自由に動く方が能力を発揮出来るとみて彼の判断に任せている。金の卵のヴァイグルも香川やギュンと堂々とプレイして頼もしいし彼らと一緒ならますます才能も磨かれていくだろうね。
[ 2015/08/25 17:28 ] [ 編集 ]
今季は組み立てが上手くいってるのが一番でかい
オッド戦を見る限りヴァイグルとフンメルスがこのチームのキーパーソンかな
シャヒンが戻ってくれば、トップ下を香川とギュドアンで回すことも考えられるし、バランスもいいよね
[ 2015/08/25 17:46 ] [ 編集 ]
No title
しばらくして対策をとられるでしょう。
それにうまく対処できれば、BVBの優勝が見えてくるのではないかと思います。
[ 2015/08/25 18:20 ] [ 編集 ]
No title
いつも楽しい記事をありがとうございます。
クロップのサッカーは走らないと勝てないという感じでしたが、さすがに平均年齢26歳のチームには厳しいのかなと、昨シーズン思って見ていました。
その点トゥヘルはパスサッカーとクロップサッカーを上手く融合させてきているなと感じます。
ただ、パスサッカーになって顕著に表れるのは足元の技術とオフザボールの動き=サッカーIQの高さ、でしょうか。これまでにスタメンで出ているメンバーとそうでないメンバーの差は画面を通してもわかりますね。
そしてドイツ代表メンバーと同じイメージを共有しながらやっている香川は本当に別格なんだなと改めて思います。
1年間戦っていくためには怪我人をあまり出さないこと、サブメンバーの技術の向上と上手なターンオーバーでしょうか。
チーム一丸となって優勝して欲しい!できれば三冠!(1つはELだけど)
がんばれBVB!!
[ 2015/08/25 21:58 ] [ 編集 ]
No title
プラハいーなー
ウルケルは本当においしいビール
最近は日本でも買えてうれしい
[ 2015/08/25 22:04 ] [ 編集 ]
No title
日常の一コマって生活感伝わってきていいですね
[ 2015/08/26 03:27 ] [ 編集 ]
No title
いつもありがとうございます
今シーズンはDF陣がロングボールではなく回すよう徹底的に指示されているような気がします
ドン引き対策なのかな
右サイドからの組み立ては少々不安
ロイスがもっとプレーメイクするシーンも見てみたい
とはいえ今シーズン楽しいです がんばれBVB!!

[ 2015/08/26 06:03 ] [ 編集 ]
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