【Deichstube】
長谷部!大迫を擁護!
長谷部がブレーメン、ピサロ、2016年の残留争いについて語る!
フランクフルト長谷部!大迫を擁護!ブレーメンのクラウディオ・ピサロが引退した後で、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠(37)はブンデスリーガ最年長となっている。
長谷部誠はインタビューについてピサロの記録を抜くという野心があるかどうか、またブレーメンとの思い出、ヴォルフスブルクでの優勝について、それから2016年の残留争いなどについて語っている。それに加えて長谷部は大迫に対して小さな助言をしている。
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今度の1月で37歳になりますね。元ブレーメンのピサロは41歳でこの夏までプレーしましたが、それを目指したいですか?
(笑)トライしたいですけれど、41歳でプレーする姿はちょっと想像できないですね。
今のようにフレッシュな状態をキープする秘訣は?このスポーツのために生きていますし、すごく体に気を使っています。特に僕の年齢では回復の時間が大事ですね。
あなたはまるで修行僧のような生活をして、毎日お風呂にも入るというのは本当ですか?
修行僧というのは言い過ぎですよ。でも食事には気を使っていますよ。お風呂には毎日は入りませんが、週に何度も入りますね。
あなたはメンタルのお化けとされていまし、“まだ飢えています。満足したらそこでやめた方が良いです。”とも語っていますね。今のジェネレーションもそう考えていますかね。そう思いますよ。若い世代にもものすごいハードワーカーはいます。
あなたは12年に渡ってドイツ最高峰でプレーしていますね。ブレーメンとの試合ではどれが印象に残っていますか?2009年にヴォルフスブルクで優勝した時の最後の試合がブレーメンでした。その時は5:1で勝利しましたね。これが最高の思い出でしょうね。
2016年の伝説的な残留争いはどうでしたか?(※フランクフルトは最終節でブレーメンに敗れて入れ替え戦に。ブレーメンが負けていればブレーメンが入れ替え戦だった。)あれは試合終了間際に負けたので本当にがっかりしましたね。ウジャがアシストしてジロボジが88分にゴールを決めたんです。そのため僕たちは入れ替え戦に出る事になりました。スタジアムへのバスには卵なんかが投げつけられましたね。あんまり良い思い出ではありません。
これまでこの両クラブが熱い戦いを繰り広げてきた理由はなんでしょうか?両チームとも感情を出したスタイルを持っているからだと思いますよ。それに両チームの力は近かったですから、小さなことが試合を決めていました。なのでそのために戦っていましたね。それにどちらのチームもファンが沢山いて、スタジアムはいつも満席です。今は残念ながらそうではないですけれどね。ファンがさらなるエモーションを与えてくれています。
昨シーズン降格候補だったブレーメンの今シーズンのスタートには驚いていますか?ブレーメンは今フランクフルトと同ポイントですが。僕にとっては驚きではないですね。チームにはポテンシャルがありますし、若くて良い監督がいますから。
あなたの同郷の大迫勇也は、ブレーメンではまだブレイクしていません。その理由はなんでしょう?経験から彼に対する助言はありますか?勇也は昨シーズン不運にも怪我がいくつかありましたね。それに加えて代表での移動も多かったです。リズムを作るのは難しいですね。それでも彼は高いクオリティーを持っていますよ。彼は忍耐強くハードに取り組まなければなりませんね。
あなたはこれまでヴォルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルトでプレーしています。あなたがドイツに来たときはブレーメンはリーガトップクラブでしたね。ブレーメンを目指した事はありませんか?そうですね。ヴェルダーはドイツでは常に評価が高かったですね。多くの若手を育てて、スターにしています。ヴォルフスブルクでプレーしたディエゴやナルド、デ・ブルイネは皆ブレーメン出身でした。でもブレーメンを目標にした事はないですね。
ヴェルダーは今のようになる前は長い間チャンピオンズリーグで戦っていました。今でも日本での地位は高いですか?もちろんブレーメンには一目置いていますよ。大迫がプレーしていますからね。それに加えてヴェルダーのスクールが日本にもあったように思います。クラブはすでに日本をしっかり抑えていますよ。
ブレーメンでは奥寺康彦がプレーしていますね。彼と知り合いになりましたか?
そうですね。一度食事をしてたくさん話をしましたよ。彼はもちろん僕の手本の一人ですね。
中盤、守備、リベロ、さらに2011年にはマルヴィン・ヒッツが退場した後で10分間だけキーパーもやりましたね。もっとも気に入っているポジションはどこですか?右サイドバックでもプレーしましたよ(笑)。最も好きなのはセントラルですね。守備的中盤か、今のように3バックの中央です。
あなたにとって最も大きな成功とは何ですか?2009年のリーガ優勝ですか?それとも2018年のポカール優勝?もしくは代表で114試合に出た事でしょうか?アイントラハトでのポカール優勝ですね。僕は常に勝ちたいですし、KOラウンドは非常に魅力的です。さらにこのポカール優勝は街、ファンにとっても大きな意味を持っています。だから2018年のポカール優勝ですね。
あなたは引退後も日本に帰らずドイツを中心に生活するというのは本当ですか?家族も僕もまだ最終的な決断は下していません。でもドイツに残るのは十分に想像可能ですね。
以上です。
長谷部選手のインタビューがありましたので紹介しました。普段はフランクフルト地元紙のインタビューですが、これはヴェルダー・ブレーメン専門のメディアになります。対戦相手にこんな長いインタビューをするのは結構珍しいですね。それだけ長谷部選手のリーガでの評価が高いという事ですね。
週末の試合では長谷部選手と鎌田選手が先発で出場、大迫選手は途中から出場しましたが1:1で引き分けました。両チームとも9ポイントで8位と9位にいますね。