【ビルト】
オールディー!監督にカウンター!
長谷部!“もう一度延長するかもしれませんよ!”
長谷部誠はここ3試合出番がない。そしてこれが彼にとって最後のシーズンとなるかもしれない。少なくともアディ・ヒュッター監督がその可能性を示唆している。この日本のリベロがビルトのインタビューに応じた。
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ビルト:控えとしての役割をどのように思っていますか?長谷部:スタメンでプレーするよりもベンチに座る方が難しいですね。僕は自分が控えだとは思っていませんし、ジョーカーだとも思っていません。それでも常に準備はしていないといけませんね。体にとっても頭にとっても難しいですよ。
いきなり監督が若手を起用しだしましたが、フラストレーションは溜まっていますか?長谷部:サッカーでは常に競争がありますからね。監督は僕に全て説明しましたよ。だからそれは受け入れています。いつか僕が監督になったりスポーツディレクターになったりしたら、若い選手を成長させなければならないと考えるかもしれませんね。それは理解できます。
ベンチに座る事は今後も続くのでしょうか?長谷部:監督はこの決断には僕のプレーは関係ないと言っています。チーム内のレベルは高いです。ヌディカ、ヒンターエッガー、アブラハムはみんな素晴らしいディフェンダーです。彼は若手を起用したがっています。僕もプレーしたいですし、今後も準備しておきます。
ヌディカはどのぐらい良くなりますか?長谷部:彼のポテンシャルは大きいですね。速いしクレバーですし、サッカー的にも良いですね。彼はいつかヨーロッパのトップクラブでプレーできると思いますよ。そうしたら僕たちは高値で売る事ができますね(笑)。
あなたの考え方はすでにマネージャーのようですね。ベンチでも監督のような見方をしますか?長谷部:将来監督をやりたいとは言ってきました。でもはっきりしている事は、まだそれを決断してはいないという事です。ドルトムント戦後に、“長谷部は夏で引退”と報道されましたが、僕はまだ決めていませんよ。まだサッカーするのが楽しいですし、それがなくなるくとは絶対にないでしょう。もしかしたら70歳か80歳でもプレーするかもしれません。もちろんプロとしてではありませんけどね。それまでは外国の可能性もありますしね。
この夏にもですか?長谷部:可能性はありますね。この報道の後ですでに日本のクラブから打診がありましたよ。でもまだ決めていません。
あなたが次の夏で引退するとは、監督の口から出てきましたが、ちょっと変だと思いませんでした。長谷部:その後で監督と話をしました。彼は僕に対して、本当にそうなる可能性があると言いましたね。僕にとっては特に問題ではないです。サッカー界では全ては早く進みますからね。もしかしたら年が明けてからもう一年延長するかもしれませんし、引退するかもしれません。誰も分かりませんよ。それに37歳ではほとんどの選手が引退しているというのは、本当の事ですしね。
あなたは16歳で始めましたね。ドルトムントのムココのように。あなたのような長いキャリアは珍しくなっていますね。長谷部:ブンデスリーガでは35歳を超えてプレーするのは難しいですね。インテンシティが高いですから。でも日本では40以上の選手が6,7人います。さらにフランスには43歳の選手がいますね(※モンペリエのディフェンダー、ヒルトン)。イタリアにも35歳以上の選手は沢山います。ロナルドもそうですよ。サッカーのスタイルが違うんです。
そのような大きなリーガでプレーする可能性はまだありますか?それとも日本やアメリカですか?長谷部:もう一度フランスやイタリアに移籍するのは現実的ではないでしょう。
アブラハムがいなくなって、あなたがベンチに座るとなると誰がキャプテンになりますか?長谷部:良い候補は沢山いますよ。ローデ、トラップ、それからヒンターエッガー、そして30歳近い選手のみんな。監督が誰かを見つけますよ。
クリスマスになるまでアイントラハトはどのぐらいポイントが必要ですか?EL圏内を目指す上で。長谷部:ポイントは数えていません。一試合ごとに集中しなければなりません。ヴォルフスブルク、グラートバッハ、アウグスブルクは難しい相手です。でもまだ決まったわけではありません。それに多くのチームが接戦となっています。まずはヴォルフスブルクを相手に3ポイントを獲得しなければいけませんね。
以上です。
長谷部選手の引退報道を受けて、ビルト紙がインタビューしていましたので、紹介しました。監督とも話をしたとの事ですが、本気で若手を起用していくつもりみたいですね。
シーズン開始から7試合連続フル出場だったので、ちょっと急な感じもしますが、まあヌディカとヒンターエッガーを外したくないという監督の考えは理解できますね。