【Liverpool.com】ユルゲン・クロップの南野起用は賢く、見事!!

ユルゲン・クロップは週中に行われたトッテナム戦で、出場しない選手についてコメントしたが、これは珍しい事だ。
“特定の選手を取り上げることはあまり好きではないけれど、南野拓実にはぜひとも言及したいね。タキはここに来てから本当にセンセーショナルだよ。彼の態度は常に最高レベルだし、向上することに身を捧げているよ。”
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“彼は我慢しなければならなかったけれど、これは本当に難しかったと思うね。彼がスタメンでこれまであまりプレーしなかったのは、彼のプレーが悪かったためではないよ。そのポジションの他の選手が常にクラブのために継続的に結果を出していたからなんだ。”
この日本代表選手は1月にザルツブルクから725万ポンドでリヴァプールに移籍している。しかし彼は機会を待つために我慢強くなければならなかった。彼は今シーズン14試合で3ゴール1アシストを記録しており、プレー時間は合計586分となっている。
南野のプレーするポジションは頻繁に変わっており、今シーズンすでに4つのポジションでプレーしている。彼は今シーズンと昨シーズンを合わせても28試合で3ゴール1アシストと、これはそれほど大した事に思えるかもしれないが、それは見方によるだろう。
南野は600分で4ゴールに関与したが、そのうちの3つは7:2で勝利したリンカーン・シティ戦でのものだった。なのでどうしてクロップが彼をそれほど絶賛するのか疑問に思えるかもしれない。
しかし実際の所サッカーにおいて大事なのはスカッドのコントロールだ。サラーやマネは確かに新聞の見出しを賑わすが、リヴァプールにとって最大のテストは、そのスカッドの強さと厚さだ。いったい誰が途中で負傷するかは、誰にも予想する事が出来ないが、そうした時にクロップは選手を別なポジションで起用しなければならない。そうした時のために南野のような選手が必要なのだ。
南野はこうした役割に文句を言うことなく、引き続き良い印象を残している。
彼は必要とされるところでプレーしているが(すでにザルツブルク時代にも複数のポジションでプレー)、こうした事に対する準備、そしてそれを監督が信頼できるということはリヴァプールのようなチームにとっては非常に重要な事なのだ。
“タキのやっていることは、みんなにとっても良い例となるね。”とクロップは語る。“彼は彼がもっているすべてを出ししているよ。彼は毎日我々と一緒だ。最近では彼を中盤で起用したが、彼はすごくポジティブにこれを受け止めたよ。”と彼は続ける。“チームが成功を収めようと思ったら、みんながこうする必要があるね。チャンスが来たら、チームのために尽くすんだ。”
リヴァプールは2月までに8試合あるが、クロップは南野のような選手の助けがより必要となるだろう。南野がこのチャンスをものにすれば、チームで道を切り開くことになるだろうが、そうなってもクロップは決してそれが当たり前の事だとは思わないだろう。
以上です。
出場機会が増えてきた南野選手ですが、クロップの信頼は相変わらず厚いみたいで何よりですね。ジョッタが負傷している間に少しでも多く結果を残せる事を期待しています。