【ヘッセンシャウ】
アイントラハト・フランクフルトのマッチウィナー!長谷部誠
“彼のプレーする様子といったらクレイジーだ!”
アイントラハト・フランクフルトのオールディー、長谷部誠はレヴァークーゼン戦でかつてのポジションで力強いプレーをみせて輝いている。これによってアディ・ヒュッター監督、それからオットー・レーハーゲルが正しかった事を証明する事となっている。
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マルティン・ヒンターエッガーのような選手が絶賛するのだから、これはよほどの事だろう。“彼がプレーする様子といったら本当にクレイジーだよ。”とヒンターエッガーは2:1で勝利したレヴァークーゼン戦の後で長谷部誠を絶賛している。“長谷部が6番としてプレーすると聞いた時は本当に嬉しかったんだ。”と彼は語る。そして土曜日の午後、みんなが喜ぶ事となった。素晴らしいパフォーマンス、そしてトップチームに対する勝利だ。その中心にいたのが長谷部誠だ。彼はもうすぐ37歳になるにも関わらず、何度も彼がアディ・ヒュッター監督のチームに対して素晴らしい補強である事を証明したのだ。2:1で勝利したレヴァークーゼン戦において、彼は影のマッチウィナーとなっている。
イエローカード累積で出場停止となったローデの代わりにこの日本人は、年齢により適したリベロではなく、今シーズン初めてかつてのポジションである守備的中盤としてプレーした。この起用はちょっとした驚きだったが、完璧だった。中盤の長谷部は試合をコントロールし、時にはほぼ20歳も若いシューティング・スターのフロリアン・ヴィルツをコテンパンにしたのだ。
それよりも大事だったのが長谷部が攻撃において勢いを与えたことだ。フランクフルトがボールを持っている時はこの日本人がボールを散らしていたのだ。“彼の知性とクオリティーは6番のポジションで本当に良いよ。”とヒンターエッガーは語る。“彼はただ無意味にボールを蹴る事はなく、ちゃんとチームメートに送っている。”長谷部誠はレヴァークーゼン戦でフランクフルト最多となるボールコンタクトを記録しており、何よりもどうすれば良いのかが分かっていた。いつもより前で起用された長谷部だが、彼はフランクフルトのプレースタイルにより良い影響を与えているのだ。ヒュッターは中央での対人強度よりも、プレー面での解決策を見出すことを望んでいたのだ。
それに加えてジブリル・ソウは経験豊かな長谷部の隣ですばらしいプレーを見せている。“誠の隣でプレーするのは比較的簡単だよ。彼はすでに1000試合もブンデスリーガでプレーしているみたいに感じるね。彼は僕をすごく助けてくれるし、チーム全体をコーチしてくれるんだ。”とソウは試合後に語っている。
しかし最近までは長谷部がこの夏に引退するとみられていた。12月にヒュッター監督が長谷部の引退を示唆していたが、その後でそれを取り下げている。さらに長谷部も“まだそれについては決めていません。”と語っているが、今の素晴らしい状態であれば後一年延長したとしても不思議ではない。かつては監督のレジェンド、オットー・レーハーゲルが選手に若いも、年よりもない、あるのは良いか悪いかだけだ、と語っていたが、その最も良い例が長谷部誠だろう。
以上です。
レヴァークーゼン戦での長谷部選手の活躍をうけて、地元紙でも長谷部選手を称える記事がありましたので紹介しました。
チームメートからも多くの尊敬が感じられますね。日本人選手の活躍を伝える記事が出る事が最近では随分減っていましたが、やっぱりこういう記事を読むのは嬉しいものです。