【11フロインデ】
ハーフ・ロッベン
アルミナ・ビーレフェルトは引き続き残留争いの真っただ中を果敢に戦っている。これができるのは何よりも堂安律のおかげだ。この日本人は、それどころかここ最近のブンデスリーガの歴史に残る選手を思い出させる。
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アルミナは先週末に予想に反してレヴァークーゼンに勝利した。そこで記録を作っている。なんと、この試合は日本人二人のゴールによって勝利した初めての試合となったのだ。これはブンデスリーガで初めての事だったのだ。これはあくまでデータによるものだが、残留に向けて重要な役割を果たしている堂安には徐々に注目が集まっている。
重要な役割を果たしているのは一人だけだろうか?実際の所、二人の日本人を同列に語る事は出来ないだろう。奥川は冬にザルツブルクから加入したばかりで、適応するのに少し問題を抱えていた。それに対して堂安律はシーズン最初から、降格の危機に瀕するチームにとって攻撃を約束する選手だ。これは今シーズン4ゴールという数字以上のものだ。アルミナの攻撃が危険になる時は、いつも堂安が絡んでいるのだ。
この22歳の日本代表選手は、ローン移籍が意味のあるものである事の良い例だろう。堂安は本来アイントホーフェンの選手であるが、そこではプレー時間を十分に得る事が出来なかったのだ。アルミナ・ビーレフェルトのようなクラブにとっては、このような選手を獲得するチャンスは普段はほとんどないためこれは願ってもないチャンスだった。
堂安律はすでにオランダでプレーしていたため、ブンデスリーガに適応する時間をほとんど必要としなかった。フローニンゲン、アイントホーフェンでも過ごす事ができれば、ビーレフェルトでも大丈夫だ。
この日本人は日本では多くのフォロワーを持つスーパースターとされているが、ヨーロッパでは目立たないクラブでプレーする、興味深い若者というぐらいだ。いずれにせよアイントホーフェンで作られた彼のYouTubeビデオは、少しばかりショービジネスの香りはするが・・。
それはさておき、スポーツ面に戻ろう。レヴァークーゼン戦では堂安に何ができるかが再び明らかとなった。彼の最大の長所は一対一だ。堂安が一対一に挑む姿を見ると、ブンデスリーガに見慣れた目からも、“マジかよ。”となってしまうのだ。そして堂安がまるで蠅を払うかのように相手を交わしてしまう様子に驚く事になる。この素晴らしいテクニックを助けるのが、躊躇しない姿と、非常に低い重心だ。これは特に相手ディフェンダーにとっては難しいのだ。一方でシュートの精度に関してはまだ向上の余地がある。彼がこの分野でも向上したら、フローニンゲンともかかわりのある選手の再来となるかもしれない。堂安はシュートの精度を除いては、アリエン・ロッベンと結構似ているのだ。この日本人は、とにかくビーレフェルトの残留において絶対に欠けてはならない選手だ。その点では素晴らしいプレーをしているキーパーのオルテガ以上のものとなるだろう。オルテガの代わりにはスウェーデン人のオスカル・リンナーがいるが、堂安の代わりができる選手はいないのだ。
彼が来シーズンもビーレフェルトにいることは疑わしいだろう。アルミナは500万ユーロの買取オプションを有しているが、コロナで財政が厳しいのだ。降格してしまえば、そのチャンスすらない。仮にビーレフェルトが残留したとしたら、堂安に興味を示すクラブは出てくるだろう。そうなるとアルミナは再び優秀な才能のある選手を探さなければならない・・・もちろんローンで。
以上です。
堂安選手の特集記事がでましたが、ロッベンと比較されていましたね。残留すれば、堂安選手の獲得に動くクラブが多くなり、ビーレフェルトでは彼を引きとどめるのが難しいとの見解ですね。
ぜひそのようになってほしいですね。