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香川ドイツ紙ロングインタビュー①「昔の香川はいない!」《ドイツの反応》

久しぶりに香川選手のインタビューがドイツで取り上げられましたので早速紹介します。長いので2回に分けます。スポーツ専門サイトのSPOXの独占インタビューになります。SPOXは試合後の個人寸評などはこのブログでも何度も取り上げていますSportalと共有していますね。


【SPOX】

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ドルトムント、香川真司インタビュー


“昔の香川はいない”



香川真司はドルトムントにカムバックを果たしてから一年が経過し、再び以前の力強さを取り戻し、これまで非常に良いシーズンを過ごしている。この日本人がインタビューにおいて、多彩な新監督のトーマス・トゥヘルの影響について、ブンデスリーガの順位について、マンチェスター・ユナイテッドの、サー・アレックス・ファーガソン監督の叫び声について、そしてクロップとの情熱的な抱擁についてなどを語った。

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Spox:香川さん、あなたの新しい大家さんはどうですか?あなたは2014年にBVBに戻ってきてからは、元ドルトムントの選手である、モハメド・ジダンの家に住んでいますね。


香川:今のところポジティブな事しか語ることがありませんね。(笑)今は彼の家具を使っていますけど、モー(注:ジダン)はインテリアのセンスがあると言わなければなりませんね(注:きれいに部屋に家具をならべている。が直訳)。僕がこの家に入居した時、彼はご近所さんに僕のことを紹介してくれたんです。何かあったときに僕を助けてくれるように。本当に良い場所ですよ。生活のクオリティーは高いです。



Spox:あなたは最初のドルトムント時代、イルカイ・ギュンドガンやイヴァン・ペリシチと同じ家に住んでしましたね。(注:同じアパート、もしくは大きな家。ドイツでは大きな家に複数の世帯が入居することも多い。もちろんそれぞれの世帯は独立。)


香川:あれはもちろんすごくクールでしたね。特に僕のようにドイツにやってきたばかりで助けが必要な人にとっては。今では以前よりも一人で家にいることがずっと多くなりました。外出することもあまりしなくなりましたし、チームメートと食事に行くこともあまりなくなりましたね。



Spox:どうしてですか?

香川:僕たちはもういつもチームで一緒に食事しているんですよ。トレーニング場で。なので夕食は大体自分の家で食べることになります。一日の最後のトレーニングプログラムの後では、ほとんど家にまっすぐ帰りますね。自分の回復(再生)と次の試合の準備がありますから。もうほとんどカウチポテト(出不精)ですよ(笑)。



Spox:昨年は違ったのでしょうか?

香川:そうですね。食生活や、睡眠、そしてサッカー以外での過ごし方(関わり方)に関していえば、新監督トーマス・トゥヘルの下でまったく新しくなりましたね。監督はこれらに関してシーズンが始まってすぐに彼のイメージをはっきりと語りました。そしてそれがどの選手にもすんなり受け入れられたんです。それによってチーム内ではまったく違った意識が広まりましたね。昨年と比べてものすごく大きな違いというのはありませんが、こうした小さなネジを締めなおした事で、その全体としての影響力は非常に大きいと思います。僕たちはたくさん試合をしなければなりませんし、限られた時間をできるだけ効果的に使わなければなりませんからね。



Spox:あなたは昨シーズンのカムバック以来、フィジカル面で問題を抱え、それと戦わなければならず、なかなか調子も上がりませんでしたね。トーマス・トゥヘルが来なかったとしても、その点を変えなければならないというのはあなたにとっては明らかでしたか?


香川:それははっきりしていましたね。僕にとっては、また高いレベルに達するためにも、試合の準備(注:夏の準備トレーニングともとれる)にしっかり取り組まなくてはならないという事がはっきりしていました。トレーニング、食事、回復といったサイクルを意味のあるものにすることが非常に重要なんです。監督の助言のおかげで、今では自分のリズムを見つけることができましたし、それは以前と比べて明らかに違いますね。それが上手くいってとても嬉しいですし、これからもそれを続けたいと思っています。向上の余地はいつでもありますからね。これは継続性のプロセスなんです。



Spox:あなたは家に特別に作られたベットを持っているようですね。たっぷり眠れるように。


香川:できるだけ回復の効果をあげるために、いくつか事に投資しました。またより良い選手になるためにも、長期的にみてこういう事が重要だと思ったんですよ。家の近くにはフィットネススタジオがありますし、そこで自転車をこぎに時々通っています(注:ドイツ語原文通りなら家の近所のスタジオとなる。での自宅にスタジオを作るスポーツ選手も多いので、家の中である可能性も捨てきれない。)トーマス・トゥヘルにとってはこの“回復”というテーマがものすごく重要なんです。彼は何度も徹底した助言でもって僕たちのそうした意識を高めてくれますね。


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Spox:チームはこのような流れを最初から本格的に吸収したようですね。


香川:そうですね。僕たちは新しい事がらに対して非常にポジティブだったと思います。新たな厳しさが戻ってきたんです。僕たちは試合のためにとても良い準備をしていますし、非常に集中しています。チームでのトレーニングの雰囲気も、成果を大事にするようになっています。こうしたことは監督のおかげですね。僕にとってはこれがチームの自信がより成長し、多くの試合に勝った原因だと思います。



Spox:ボルシアにとってはブンデスリーガでの2位の位置がほぼ確定したような感じですね。上へも下へも差が大きく開いています。今までのシーズンをどのように評価しますか?


香川:良いですね。僕は僕たちのプレースタイルは非常に魅力的なものだと思います。そして来シーズンはチャンピオンズリーグで戦うつもりです。それがまずは最優先ですね。僕たちはすでに何試合かでBVBの本当の能力を見せることができました。ヴォルフスブルク戦で勝利したのはもちろん非常に重要でした。でもバイエルンが僕たちの上にいますね。彼らはものすごいクオリティーを持っていますし、本当に素晴らしいシーズンを過ごしています。もちろん2番手としては常に一番が目に入っています。でも何よりも僕らの下にいるチームとの差をこのまま保つ、もしくはさらに開くように全力で取り組みたいですね。もしシーズンの終盤に2位から1位に上がるチャンスが少しでもあれば、もちろんそのチャンスを利用したいですよ。


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Spox:あなたはこれまで公式戦24試合で8ゴール8アシストを記録していますね。中には2011年と2012年に優勝した“昔”の香川が戻ってきたと言う人もいます。あなたは個人のパフォーマンスについてはどのぐらい満足していますか?


香川:代表選後のハンブルクとシュトゥットガルト戦での2つのパフォーマンスは良くありませんでした。ちょっとむしゃくしゃしますね。自分のデータに関しては僕は批判的ですね。ゴールとアシストの数字は十分ではないと思います。もっと良いプレーをしたいですし、なによりもそれを継続させたいですね。毎試合ゴールに直接絡めるように。これはもちろん挑戦ですが、僕は野心家ですし、トレーニングを通して向上できるように取り組みたいですね。今のところ満足はしていません。



Spox:マンチェスターから戻ってきた昨年はどうでしたか?最初のBVB時代のパフォーマンスに近づくことができなかったわけですが。

香川:僕に対する期待はものすごく大きかったですね。ファンもメディアも僕がチームに大きな影響を与えるものと考えていました。この希望に応える事ができなくて申し訳なく思っています。僕に対する批判も公平なものだったと思いますし、それについてよく取り組みました。BVBのようなクラブで勝利を導く事を期待されながら、それが達成できないと、すぐに批判されてしまいますね。サッカーでは結果だけがものを言います。結果が伴えば褒め称えられますし、そうでなければ批判されます。僕はそれにあまり影響を受けないように取り組んでいますし、昨年にあったパフォーマンスの波も減らすつもりです。

続く・・・







なかなか長くて読み応えのあるインタビューですね。長いので元記事通り2回に分けます。次の記事ではファーガソンやクロップとの涙の抱擁についてが語られています。
お楽しみに!



【おまけ今日のドイツ】

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ドレスデン聖母教会前広場のクリスマスマーケットです。
[ 2015/12/17 19:51 ] 香川BVB 15 | TB(-) | CM(21)
すぽるとかやべっちで家の近所にジムがあるってのは言ってたかな
家の中にもマット広げてるスペースがあってここでもストレッチだなんだやるって言ってたはず
[ 2015/12/17 20:30 ] [ 編集 ]
「天才と言われるのは好きじゃないです。努力をしてきたから今の自分があるので。」的なことを言っていたのを結構前にテレビのインタビューで見たことがあります。
野心家なのに謙虚、そして努力家。人としても尊敬してしまう。
[ 2015/12/17 20:35 ] [ 編集 ]
リクエストした者ですありがとうございました!
とっても読み応えがある内容でした。
トゥヘルの生活レベルでの取り組みはこのサイトでもたびたび触れられていましたが、事実こうして成果を目の当たりに出来ています。
WB後も楽しみですね
後半も楽しみにしております
[ 2015/12/17 20:54 ] [ 編集 ]
いいです これ
次が楽しみ
わくわくする
[ 2015/12/17 20:57 ] [ 編集 ]
楽しい記事をありがとう。
小さなネジを締めなおした、という表現がいいですね。元々ポテンシャルの高い選手達の歯車を噛み合わせるには、ネジを閉めなおす必用があったのでしょうね。
[ 2015/12/17 21:42 ] [ 編集 ]
何か大人になったんだな~と思ってしまうねw
確かに波が無くなってる。今シーズンで消えてたかもと言えるのは代表から帰ってきた時の2試合だけじゃないか
途中出場でも今までとは違って消える事はなく自分を出せてるしな
[ 2015/12/17 21:59 ] [ 編集 ]
優等生なコメントですね
次のほうが楽しみです!
[ 2015/12/17 22:23 ] [ 編集 ]
素晴らしい記事をいつもありがとうございます!
[ 2015/12/17 22:25 ] [ 編集 ]
憎いとこで切るやないか主!
[ 2015/12/17 22:33 ] [ 編集 ]
ありがとうございます。後半部分は英訳されてファーガソン版とクロップ版の2本に分かれて記事が拡散されてるのを読みましたが、
トゥヘル版とかの前半部分がなかったんですよね。
ジダンいい大家さんなんですね。サッカー選手って引退後成功できるのも一握りで、逮捕とかあったのによかった。

[ 2015/12/17 22:38 ] [ 編集 ]
砂漠のジダンっていつだったか逮捕されてたよね
なんか普通に名前でてきてビックリしたわ
[ 2015/12/17 22:41 ] [ 編集 ]
おもしろい
早く続きが読みたいです。楽しみにしてます。
[ 2015/12/17 23:01 ] [ 編集 ]
これは本当に貴重な記事だ。
[ 2015/12/17 23:04 ] [ 編集 ]
トゥヘルの下において「回復」がテーマ…か。
確かにどんなに優れてる選手でも疲れてたらパフォーマンス力低下しちゃうもんね。
そう考えると控え選手をバンバン出すのも分からなくはない…と思いたい(笑)
[ 2015/12/17 23:13 ] [ 編集 ]
すごく新しい内容のあるインタビューですね。日本での受け答えよりなめらかに感じます笑。
[ 2015/12/17 23:26 ] [ 編集 ]
本当に次が楽しみです!
[ 2015/12/18 00:10 ] [ 編集 ]
ありがとうございます!
[ 2015/12/18 00:23 ] [ 編集 ]
良い記事ですね
香川の現状がよく解りました
[ 2015/12/18 01:25 ] [ 編集 ]
いつも貴重な記事を有り難うございます。
今シーズンはポジティブな内容の記事が多くて良いですね。去年の今頃はとても辛かった・・・。
あともう一戦。またジングルベルの大合唱が聞けるといいですね。

リクエストなのですが、ウィンターブレイク中に訳す記事などが無いような時でもよいので
ドルトムント公式の動画 Highlights: "Nobby kocht!" mit Sven Bender
の中の、一部分でもよいので翻訳をお願いできないでしょうか?
試合中とは違う素のベンダーが見て取れて面白く、何を話してるのか、とても興味があります。
勝手なお願いで誠に恐縮ですが、もしよろしければお願い致します。
[ 2015/12/18 03:14 ] [ 編集 ]
うわあー、これいいなあ
おもしろい
次回がさらにすごく楽しみだ
ありがとうございます
[ 2015/12/18 03:26 ] [ 編集 ]
 やっぱ代表戦のあと、体内時計の狂いのようなものが
あるんでしょうなあ。
[ 2015/12/18 12:22 ] [ 編集 ]
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