ブンデスリーガ ドイツの反応 Ich liebe Fussball!!

ブンデスリーガの情報をドイツのメディアを中心に翻訳!

《ドイツの反応》 香川 ハンブルク戦 厳しめの評価!? 地元紙の採点と寸評②

前回の記事で、地元紙、ルールナッハリヒテンとレヴィーアスポーツの採点と寸評を載せましたが、今回はデア・ヴェステンの採点を紹介したいと思います。まずは採点をご覧ください。

前回の採点はこちらです。今回はぜひ比較していただきたいので、まだの方は合わせてご覧ください。




20141005034750a62.jpg

ヴァイデンフェラー 3・0

0:1となった後、ゴールに入りそうになったボールを上手く掻きだした場面で初めてやることがあった。それ以前は試されることもなく、0:1の場面ではためす術もなかった。ミュラーのサイドを変えての攻撃時にはチームを救う働きをした。また64分のヴェスターマンのヘディングに対しては輝かしい働きをした。83分のホルトビーのチャンスにおいては出るのが遅すぎた。

ドゥルム 5.0

だらしないパスと安定しない技術で、深く感じ入っているようであった。自陣ペナルティエリア内でヤンセンに対して行ったドリブルではチームを危険な状況にし、0:1の場面ではミュラーに追い付くことができなかった。そして彼がユニフォームを引っ張った時ミュラーが倒れなかったことは幸運であった(訳注:倒れていたらレッドカード)交代まで、非常にパスミスが多かった。

ソクラテス 3.0

4人のディフェンダーの中では良かった唯一の選手で、前半は少なくない回数で楔となり組み立てに関わった。良いサイドに振り分けられたパスと、力強い一対一。

フンメルス 4.0

ダービーとアンデルレヒト戦後、ズボティッチの代わりにスタメン。ラモスのパスミス後ミュラーにつくのが遅すぎた。あまり見ないぐらいパスミス率が高かったが一対一は良かった。69分のシュティーバーへのパスではチームを救った。

シュメルツァー 4.0

前半はスペースがたくさんあったのだが、それに対して、あまり何もしなかった。最初に良いクロスが上がったのは72分になってからで、ラモスがドロブニーに遮られた。よく走り、ボールタッチもチームで最多であったが、不運にも報われなかった。

ベンダー 3.0

ケールと共に前半最もよく走った。前半は一対一も強くかった。安定した働き、前半でヨイッチと交代。

ケール 3.5

前半最も走った選手。組み立てにおいてもミスがなかった。しかし、穴埋めをする以上にやることはなかった。後半は目立たなかったがミスもなかった。

香川真司 4.5

最初の20分では少なくともいくつかのアイデアを見せた。しかし。その後いくつかの例外をのぞいてはほとんどの時間で消えていた。最後はへとへとだった。



スポンサーリンク


グロースクロイツ 4.5

前半はほとんどチームに入れなかった。ラモスだけが彼よりもボールコンタクトが少なかったし、彼ほど一対一が少なかった選手もいなかった。交代までほとんど消えていたし効果もなかった。

オバメヤン 4.0

前半のドルトムント攻撃陣のなかで最も多くのアクションを見せた。しかし彼の同僚と同じようにほとんどの場面で効果がなかった。

ラモス 4.5

前半はほとんど試合に入ることが出来なかった。最初にオバメヤンのパスを受けた時は、ボールにつまずいた。ミュラーが決めた0:1の原因となるパスミスを引き起こした。72分にシュメルツァーのクロスからによるヘッディングは危険だった。素晴らしいアンデルレヒト戦の後の弱々しい出来。

ヨイッチ 3.5

後半からベンダーの代わりにやってきた。ベンダーよりも良い攻撃的に攻めようとした。73分には18メートルの距離からおしいシュートを放った。努力は見られたが、大きな効果は挙げられなかった。

ピスチェック 3.0

弱々しいドゥルムの後にやってきた。彼に比べるとより勇気があり、自信に満ちていた。90分には重要なタックルを決めた。

インモビレ 3.0

グロースクロイツの代わりにやって来てワントップに入った。最初の攻撃ですぐに得点リストに入ることが出来ただろうに、1.5メートル外れてしまった。




いかがでしょうか、別の新聞と比べるとまるで違う試合を見ていたのではないかという批評ですね。寸評のほとんどは何か一つのアクションに基づいた批評で、全体を観ていたとは考えづらい部分もあります。

前回の記事のコメント欄の質問にもありましたが、このデア・ヴェステンという新聞は本当の名前は西ドイツアルゲマイネ新聞と言います。地方新聞としては最大の発行部数を誇る新聞で、発行部数は約40万部、同じドルトムントを本拠地に置くルール・ナッハリヒテンは10万部ですから、それに比べると大きいですね。

ちなみに今Wikipediaで見たところによると、全国展開しているとされる新聞フランクフルター・アルゲマイネの発行部数が約30万部、ヴェルトが20万部、そして南ドイツ新聞が40万部ですから、この西ドイツアルゲマイネ新聞はドイツではかなり大きい新聞と言えます。

日本の読売新聞の発行部数は800万部以上と桁が違いますが、これはドイツに全国紙という概念があまり無いためです。

ただ大きな新聞がサッカーの採点に長けているか、というとそうでもありません。たいていどこの地域にもツァイトゥング(訳注:ドイツ語で新聞)と呼ばれる新聞と、ナッハリヒテン(ドイツ語でニュース)と呼ばれる新聞の2種類ありますが、ナッハリヒテンのほうが、少しだけライト層を対象にしているという傾向があり、スポーツ面にも力を入れています。(ドルトムントだと西ドイツアルゲマイネ新聞とルールナッハリヒテン)。

管理人が非常に気になることは、この西ドイツアルゲマイネ新聞が2012年にこの地方のスポーツ雑誌レヴィーア・スポーツを買収したことです。実はこの間のCLアンデルレヒト戦の採点と寸評は、このレヴィーア・スポーツと全く同じものをネット上に掲載していました。レヴィーアスポーツが3-(マイナス)と評価したところを3.5とした所は違いましたが。

今回はレヴィーア・スポーツとは違う採点と寸評を載せていますから、今後も注意してみていきたいと思います。いずれにせよこうした大手新聞が自分で記事を書かないとしたら信用に関わることだと思います。(レヴィーアスポーツが西ドイツアルゲマイネ新聞の批評をそのまま載せたという、逆の事態も否定は出来ませんので、この関係には注目していきたいです。)

明日はキッカーが発売されますので、そのへんの採点も取り上げて見ようと思います。

ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
[ 2014/10/05 20:54 ] 香川 | TB(-) | CM(41)
No title
香川がヨイチより採点低いのはちゃんとみていたのか(怒)って思う。香川がほぼボランチとしてゲームメイク、チャンスをつくってたのに
[ 2014/10/05 21:41 ] [ 編集 ]
No title
絶対試合見てない
[ 2014/10/05 21:45 ] [ 編集 ]
消えてたというより消えざるを得なかったと思うのだが?
ボランチどころかCBまでやってたんだからどうしようもない
[ 2014/10/05 22:07 ] [ 編集 ]
No title
4.5は厳しいなあ…。
スコアレスで負けた試合で、主力選手だから厳し目に採点されていると見るべきなのかな。
[ 2014/10/05 22:07 ] [ 編集 ]
No title
ドイツの新聞情報までありがとうございました!
流石に現地在住の管理人さんだけあって詳しいですね
買収した雑誌社の寸評をそのままネット上に掲載ってのは笑えますね
[ 2014/10/05 22:17 ] [ 編集 ]
No title
なんだか共感できない評価だね。
前半は確かに消えてる時間あったけど、後半は他のどの選手よりもチャンスを作ってたと思うけど。
[ 2014/10/05 22:19 ] [ 編集 ]
No title
何を採点の基準にしてるかはだいたい想像できますね。
懸命にゲームを作った香川がチームでも低評価で自身の仕事を放棄して前に行ったヨイッチがポジティブな評価。
これを基準に考えれば下がってヨイッチの尻拭いをしたこと自体が香川のミスってことですかね。
[ 2014/10/05 22:23 ] [ 編集 ]
No title
レヴィーア・スポーツ3.5
ビルト4
デア・ヴェステン4.5
バラバラですね
キッカーが楽しみですわ
[ 2014/10/05 22:36 ] [ 編集 ]
No title
現地の相対的な視点の解説は興味深いです。
まぁあの国もいろいろありますわね…
[ 2014/10/05 22:50 ] [ 編集 ]
No title
サッカーに関わるドイツの情報がとても興味深いです
翻訳ありがとうございます

香川頑張っていたけど・・・
[ 2014/10/05 22:59 ] [ 編集 ]
No title
ちゃんと見てたと思うよ
ただ、ヨイッチと香川を見間違えたのさ
きっと・・・w
[ 2014/10/05 23:02 ] [ 編集 ]
No title
香川が一番上手かったけどね
次は勝ってほしい
[ 2014/10/05 23:11 ] [ 編集 ]
ドルはCL圏入れるかな?
[ 2014/10/05 23:16 ] [ 編集 ]
No title
負け試合だから採点が厳しくなるのも分かるけどこれは無茶苦茶ですね
ビルトのフンメルス5も笑いましたけど
[ 2014/10/05 23:23 ] [ 編集 ]
No title
管理人様いつも有り難うございます。
ドイツは監督のコメントが冷静で客観的であるのに対して、新聞の採点寸評は非常に主観的なんですね。今回の新聞が特に、なんでしょうが。
[ 2014/10/05 23:37 ] [ 編集 ]
No title
ありえねー
香川とフンメルスとヴァイデン以外ゴミだっただろ
出来のいい悪いはともかく香川なんてCBの位置まで下がってんだぞ
ビルドアップがクソすぎて縦ポンばっかでまともに前線までこねーから
[ 2014/10/06 00:04 ] [ 編集 ]
No title
香川のあの活躍で4.5だったら、アホらしくてやってられんな。間違いなく試合をよそ見しながら見てたんだろうよ。
[ 2014/10/06 00:24 ] [ 編集 ]
No title
海南戦でPGやった時の仙道とカブる。背番号も7だし。
[ 2014/10/06 00:27 ] [ 編集 ]
No title
ヨイッチと見間違えてた説は有り得るw
ちょっとだけ、心当たりがあるし……
[ 2014/10/06 00:37 ] [ 編集 ]
No title
ヨイッチのヒートマップ見たら香川とポジ逆なんじゃねぇのと誰もが思う。昔のギュンドアンみたいだなと思いつつ今後どうなるかって所。
[ 2014/10/06 00:51 ] [ 編集 ]
他のチームメイト考慮しなければ妥当な数字だけどね。負けたわけだし、本来の香川は負けているのにシュート0本で終わるようなレベルではないから。
[ 2014/10/06 00:59 ] [ 編集 ]
No title
香川はむしろ後半のほうががんばってたと思うんだけどね
ラモスと同じってのはいくらなんでもないわ
[ 2014/10/06 01:05 ] [ 編集 ]
No title
日本のネラーが、ドイツメディア批判→チームメイト批判→ドルサポ批判→監督批判みたいな流れにならなきゃいいけど
[ 2014/10/06 01:23 ] [ 編集 ]
No title
>>大手新聞が自分で記事を書かないとしたら信用に関わることだと思います

疑問に思ったので質問です。私は、日本語圏と英語圏の新聞しか知りませんが、新聞全体を自社の記者だけで書いてる新聞ってないと思いますよ。通信社(日本だと時事通信や共同通信、英語だとロイターが有名ですね)に紙面を任せてる部分が結構ありますし、それが普通です。ドイツだと新聞全体を自社の記者だけに任せないと信用できないという伝統があるのでしょうか?
[ 2014/10/06 01:33 ] [ 編集 ]
イタリアやイギリスの評価でも、何度か腹をたてたんだけど、ドイツにも似たような腹立ちを感じたんだ。ビルドアップの重要さよりも、ラモスやヨイッチの、頓珍漢なゴール執着を評価する、みたいなね。

フンメルスや香川の苦しみが、ドルトムントファンには理解されていて、記者が適当に評価した数字とは違うことが、こちらの記事を読んで理解できた。ありがとう。
[ 2014/10/06 02:20 ] [ 編集 ]
No title
負けた試合で、よくやりましたってのは、一流選手向けな評価ではないと私は思うので、負け試合で厳しい評価を受けるのは悪い事だと思いません。
メディアが売り込んでる若い選手なら甘~い評価を頂けるでしょうが、香川選手はそういう選手ではないですよね。
[ 2014/10/06 03:54 ] [ 編集 ]
No title
香川4.5って寝ながら採点したのか?
[ 2014/10/06 04:36 ] [ 編集 ]
No title
守備までやらざるを得なかっただけなのに はぁ
[ 2014/10/06 04:38 ] [ 編集 ]
No title
香川楽しみですね。
ドルトムントの順位はだいぶ下がってしまいましたけど
あとは這い上がるだけなので、復帰組との連携とか
香川のゲームメイク力?をこれからものすごく堪能できそうです。
[ 2014/10/06 05:01 ] [ 編集 ]
No title
コメントにもありますが後半のほうが頑張ってましたよね
負け試合だから仕方がないかもしれませんがあれだけボールタッチが多かったのに消えてたはないですよねw
[ 2014/10/06 06:21 ] [ 編集 ]
サポのコメントにもあったように、ドルのチャンスシーンてほぼ全部香川からだったのに(笑)
[ 2014/10/06 08:12 ] [ 編集 ]
No title
私はサッカーにはあまり詳しくないんですが
とある別競技で日本の新聞も頓珍漢な事を書いてることが多くて
不満に思ってるファンが多いんですよね。
専門家じゃない人が記事を書いてしまってる
それと似たような感じなんでしょうか
[ 2014/10/06 08:33 ] [ 編集 ]
No title
そもそも記者は試合全部に目を通す時間がないから結果が重要になるだけ。
[ 2014/10/06 08:57 ] [ 編集 ]
No title
俺はこの様な評価に対して違和感を覚えたりするのは恐らく、評価者の個々り選手に対する期待値の違いがベースに有るからなのかなと思ったりしています。だから同じ評価者のものを見続けた方が違和感は無くなるのかなと....。
[ 2014/10/06 09:44 ] [ 編集 ]
No title
採点の内容よりドイツの新聞事情について勉強になったw
ありがとう!
[ 2014/10/06 10:38 ] [ 編集 ]
いつも楽しく拝見させて頂いております。
肝心の翻訳採点もさることながら、文末のドイツ新聞事情、非常に興味深く面白かったです。
これからも頑張ってください
[ 2014/10/06 10:46 ] [ 編集 ]
バラバラなのが面白いww興味深い記事ありがとうございます
この試合の香川は評価が分かれるのは仕方ないかな?
チームは負けたしアシストや点を決めたわけでもないし
香川が縦横無尽にピッチを走り回ってなんとかしようって気持ちは見えたし、ピッチ上で一番良かったと個人的に思うけどww
本人も言ってる通り、チームを勝たせる選手になってほしいので次に期待!
[ 2014/10/06 14:27 ] [ 編集 ]
No title
ネット時代になってメディア批評が盛んになって、
大手の権威あるメディアも鵜呑みにならないことは常識になったけど、
まさかドイツのスポーツ批評までも鵜呑みにしない時代が来るとは・・・wおつかれさまです!

厳しく見て、香川を含むドル全体が落第点と評価することはありえても、あの日のドルの中で香川が悪い方の評価を受けるのは、記者の目が節穴か陰湿なアンチかとおもっちゃいます
[ 2014/10/06 14:47 ] [ 編集 ]
No title
前半消えてたように見えるのは
チームがロングボールを
ただ雑にポンポン上げてはロストする、
の繰り返しだったから
香川はほとんど触れてなかった気がしますがw
[ 2014/10/06 17:33 ] [ 編集 ]
No title
結果としては何も残せていないわけで、この評価でも何もおかしくないと思う。
そもそもチャンスメイクなんかして当たり前のポジションなわけで、それこそしなきゃ大問題。
結果が出ないのを周りのせいにしている日本人ファンが一番鬱陶しい。
[ 2014/10/06 18:02 ] [ 編集 ]
No title
香川が一人でシュートまで決められるタイプなら周囲のせいにはできませんが、そういう選手ではないですからね、特にCFとの相性の問題は露骨にでます。
ルーニーやチチャやレバンドフスキにとっては最高のCAMでしょうけど、ラモスやペルシやウェルベックにとっては最低のCAMなんでしょうねw
[ 2014/10/07 03:47 ] [ 編集 ]
コメントの投稿   ※コメントは承認制となっております。












管理者にだけ表示を許可する
連絡先
ichliebefussball2014@gmail.com
当ブログについて
当ブログは、ドイツの情報を管理人の目線から日本の皆様に紹介することを目的としており、著作権の侵害を目的とするものではありません。 当ブログで使用されている写真と元記事の著作権は全て著作者にあります。 また当ブログは、全て管理人が自分で翻訳しています。写真に関しても、できるだけ自分で撮影したものを使用しておりますので、当ブログの記事、写真等を使用したい場合は、必ず事前にご連絡お願いします。(無断転載はしないでください。) また管理人が雑誌等を撮影した写真を載せる場合は、著作者を尊重して、解像度を落として、あくまで雰囲気だけが伝わるようにしてあります。 当ブログの記事に関して、ご指摘などございましたら、速やかに対処させていただきます。また当ブログは相互RSS、リンクの募集を致しております。どうぞお気軽に下記の連絡先までご連絡ください。