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《ドイツの反応》本田は“ぽんこつではなく英雄”キッカー紙が本田特集

さて先日も紹介しましたが、キッカーが月曜日に取り上げた本田選手に対する記事を紹介したいと思います。




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本田 ぽんこつではなく英雄!!
(訳注:原文にはきゅうり。しかしぽんこつやボロを意味する。)

ACミランにおいて日本人の結び目がはじけた。弱々しいスタートからこのワールドカップ出場者は最近ではとても良くやっている。

サン・シーロで78分過ぎた頃、ジェレミー・メネズがゴールから25メートル離れた所にボールを置いた。本田圭佑がそのフランス人のところへ行き優先権を主張したのだ。

結局は争いを好まないアレックスとデ・ヨングがこの場をおさめ、メネズが大声で叫びながらその場からはなれている間、本田はこうした状況をまったく気にならないようであった。

この日本人はボールに向かって走り、フリーキックを左ポストのわずか脇に正確に蹴り込み、キエーボ相手にミランの勝利を確実にする2−0となるゴールを入れたのだ。

これはここ最近3試合で2ポイントしか取れていなかったチームにとって最初の(久々の)成功であった!

“カカーだったらもちろんボールを譲ったと思います”と28歳は試合後に語った。しかしながらカカーは今ではブラジルでプレーしており、メネズはまずはACでの権力を勝ち取らなければならない。

これはまるで本田圭佑が最初の半年でもの凄く巨大な要求を受けなかったかのようだ。(訳注:チームからの巨大な期待を受けた事などなかったようだ)

彼は1月に移籍金なしでZSKAモスクワからクラブの巨大な補強として呼ばれた。

計画の枠組みは出来上がっていた。

この日本人は10歳の時にいつか世界一のサッカー選手になり、セリエAのプロになる事を文集に書いていたのだ。

この最後の部分に置いては彼は成功を収めたが、これ以外の部分においてはこれまで19試合に出場して非常に嘆かわしい出来だった。(訳注:昨シーズンのことだと思われる)


彼が世界一になる事はおそらくもうないだろうが、本田は驚くべきなフィットネスの状態のおかげで、今では外すことの出来ないACミランのレギュラーに昇進したのだ。

これまでの6試合で6つのシュートを放ち、4つゴールに入ったのだ。それに加えて2つのアシストを記録し、ミランの13ゴールのほぼ半分に直接関わった事になる。


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“1月には本田の兄弟を我々の所に送って来たんだよ。夏には本物の本田がやって来たんだ。”とマネージャーのアドリアーノ・ガリアー二は語る。(訳注:ドイツ語やイタリア語の兄弟は兄か弟の判別はつかない。)

しかしこの考えはそう外れてもいまい。もしかしたら本田の二人の親戚の話をもとにしているのかもしれない。

一人はカヌーでオリンピックに出場し(訳注:本田大三郎)もう一人はアマチュア・レスリングで出場した。(訳注:本田多聞)アマチュア・レスリングの方は最後にはプロレスラーになってお金を稼いだ。(訳注:この記者は、ガリアーニは本田の家族にスポーツ選手が多い事を知った上で、このようなジョークを言ったと解釈した。)

“みんなが本田はタダでやって来たから、ぽんこつだと思っていた。だけどミシェル・プラティ二でさえも最初の一年はカルチョ(イタリアのサッカー)に慣れなければならなかったんだ。” ガリアーニのこの二人の10番に対する価値の比較はまだちぐはぐな感じもする。

まもなくトレーナーのフィリッポ・インザーギは彼の代わりを探さなければならない。なぜなら本田は1月にアジアカップでチームを離れるからだ。

“今の所、人々は少なくとも我々の試合を楽しんでいるよ。我々のチームの攻撃がリーガでもベストだからね”と以前のスーパーストライカーのスーパーピッポは週末に語った。

しかしこの様な評価はフェルナンド・トレスには値しない。

彼のここ2試合の出来は、ミランのディフェンス陣の様に酷くがっかりさせるものであった。

幸運な事にヴェローナ(キエーヴォ)はこの疑問の残る守備陣を試す事はほとんどしなかった。ACミランに対して既に諦めていたのかもしれない。ミランと既に25回対戦し、このキエーヴォは10ポイントを獲得しておりゴール数は16−47となっている。ミランを相手に勝利した事は未だない。




本田選手、大きく取り上げられていましたね。
ドイツ人記者のガリアーニのジョークに対する解釈はとてもドイツ人らしいなと思いました。おそらくそのジョークの背景となりそうな物を調べていたのではないかと思います。

記事自体は褒めすぎずという感じで、あくまで隣の国ドイツからイタリアを眺めているといった感じを受けました。褒めているのだけど、世界一にもうなれないとか、プラティニとの比較はまだとか、この記者は本田選手に評価を下すのはまだ早いと思っているのかなという印象を受けました。

また日本ではキッカーが取り上げたのを異例と報道していますが、キッカーでは毎週各国リーグの試合結果を2ページずつまとめていますのでキッカーがセリアAを取り上げる事そのものは異例ではありません。まあ大体はクローゼやマリオ・ゴメスが先に取り上げられる訳ですが、しかし本田選手の活躍が最近のセリエAの話題として一番インパクトがあった事は確かだと思います。

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※この様に見開きで各リーグの記事を扱っています。ちなみに今週のプレミアリーグの話題は試合よりもモウリーニョとヴェンゲルの争いでした。

本田選手も岡崎選手と同様に現在得点王争いのトップですね。すごい時代になったものですね。
今後もドイツでの報道に注目していきたいと思います。

ツイッター https://twitter.com/ichliebefussbal
No title
いつも翻訳記事を懇切丁寧にして頂き有難うございます。また、こうして、日本人が世界で活躍する姿が見れると嬉しくなりますね。是非とも、シーズン最初から最後までコンスタントに怪我なくプレーして欲しいですね。
[ 2014/10/08 06:59 ] [ 編集 ]
No title
本田のも翻訳してくれるとは、ありがとう
[ 2014/10/08 07:13 ] [ 編集 ]
No title
世界のトップは、メッシとCロナウドだから、流石にそのレベルに今から達するのは無理がある。記者の主張は正しいと思う。

けど、2人じゃ、サッカーはできないからね。
世界最高の22人なら、可能性はないこともない。
[ 2014/10/08 07:26 ] [ 編集 ]
No title
ZSKAモスクワ→CSKAモスクワですね
[ 2014/10/08 07:29 ] [ 編集 ]
No title
お疲れ様です
直訳と意訳があってわかりやすいです
年齢もありますし本田が世界一は日本人ですらないと思ってますからね…
本田の年齢はすでに中田が引退した年齢に近いですし、中田や香川は23歳くらいで最大規模のリーグの優勝メンバーになってます
メッシなんて22歳ですでにバロンドールを受賞してるわけで…
そんなことはわかった上で大きな目標を掲げつつ一つ一つ結果を残して行く本田が大好きです

彼らの活躍で日本人に対する偏見は多少なりとも薄れ、サッカーインフラは整いこれからますます欧州で活躍する若い選手が出てくると思います
丸岡くんには頑張ってほしいですね!
[ 2014/10/08 07:39 ] [ 編集 ]
FKの奪い合いは比較的よくみる光景ではあるのですが、キエーボ戦の本田が蹴って入るまでの流れは結構ドキドキしながら観てました 笑 自信と、それを裏付ける努力が素晴らしい。そしてメンタルもハンパない。本田は 大好きな選手の一人です。
[ 2014/10/08 08:01 ] [ 編集 ]
No title
ZSKAはドイツ語表記で、間違いじゃありませんよ。
[ 2014/10/08 08:09 ] [ 編集 ]
タイトルは、手のひら返しをしたイタリアを揶揄しているみたいです。
私も本田選手がここまで有言実行とは思ってなかったので恥ずかしい。
[ 2014/10/08 08:36 ] [ 編集 ]
No title
読みやすい!(わかりやすい!)

丁寧に翻訳してくださり、いつもありがとうございます。
[ 2014/10/08 08:39 ] [ 編集 ]
No title
記事まってましたー!ヤター

>キッカーがセリアAを取り上げる事そのものは異例ではありません。
なるほど!
[ 2014/10/08 08:59 ] [ 編集 ]
No title
本田の兄弟ってのは、本田の代理人をやってる兄貴のことだね。
ミランに何度も交渉に行ってたからガッリアーニもよく知ってるよ。
[ 2014/10/08 09:04 ] [ 編集 ]
No title
昨シーズンはカカとバロがいたことで
いらぬ気を遣ってたけど
いなくなったことでやりたいことやれてる感じ。

「あえてね」の意味はこういうことか。
[ 2014/10/08 09:07 ] [ 編集 ]
No title
読みやすい
[ 2014/10/08 09:32 ] [ 編集 ]
No title
キッカーの選手特集の事情とか日本ではほぼ知られていないので非常に有益でした。
[ 2014/10/08 09:34 ] [ 編集 ]
No title
>ジェレミー・メネズがゴールから25メートル離れた所にボールを置いた。本田圭佑がそのフランス人のところへ行き優先権を主張したのだ。

日本の報道と同じで、あたかも本田がメネズからボールを奪ったかのような書かれ方ですね。
本当は本田がセットしたボールをメネズが横から奪ったので奪い返しただけです。
[ 2014/10/08 10:03 ] [ 編集 ]
No title
イタリアは掌返しが世界一だからな。
調子が良ければ賞賛し、悪ければけなし倒す。
本田もゴールが入らなくなればまたポンコツ扱いに戻るだろう
[ 2014/10/08 10:45 ] [ 編集 ]
面白かったです
ありがとうございます
[ 2014/10/08 11:40 ] [ 編集 ]
No title
トーレスも厳しく見られてるね。
[ 2014/10/08 12:00 ] [ 編集 ]
本田もとりあげてくれたんですね。
翻訳解説ありがとう!
現地とかの温度感が分かりやすい。
テレビとか他のサイトにはない、過度に上げもせず下げもせず、事実として読めるから好きです。まぁ翻訳ならでは、だからかな?
とにかく暖かく応援してるのも伝わってくるので、いつも勝手に楽しみにしてます。
[ 2014/10/08 13:45 ] [ 編集 ]
No title
>“みんなが本田はタダでやって来たから、ぽんこつだと思っていた。だけどミシェル・プラティ二でさえも最初の一年はカルチョ(イタリアのサッカー)に慣れなければならなかったんだ。” ガリアーニのこの二人の10番に対する価値の比較はまだちぐはぐな感じもする。


>しかしこの様な評価はフェルナンド・トレスには値しない。
>彼のここ2試合の出来は、ミランのディフェンス陣の様に酷くがっかりさせるものであった。


本田の評価の過ちをフェルナンド・トレスでも繰り返すとは全然懲りてないw
[ 2014/10/08 14:03 ] [ 編集 ]
本田自身がコメントを避けピッチ上だけで評価して欲しいと言ってはいるものの、彼が抱える身体の問題の事を知れば実直な人ほど賛辞を送り、敬意を払わずにはいられないだろう。ザック然り、ピッポ然り。
[ 2014/10/08 15:02 ] [ 編集 ]
No title
4年前のアジアカップは全盛期で凄かった本田だけど
ロシアに渡って半月板壊して3年目のパフォーマンスはしょぼかった
それからこの前のW杯でも不調で終わってからなぜか復活
いつまで好調でいられるのか不安だけど頑張ってほしい
[ 2014/10/08 16:13 ] [ 編集 ]
No title
昨年の本田に対するバッシングは、
イタリアはバイク産業で本田技研にコテンパンにやられて
サッカーまでやられてたまるか!ってのがあったんでしょうかね?
ミランの「POWERED by HONDA」になってほしいです!

[ 2014/10/08 17:33 ] [ 編集 ]
調子が悪くなった時のことを心配するコメントがあちこちで見られるけどウンザリするわ、心配しても叩かれるのは変えられないんだから、今は素直に幸せを感じればいいんじゃないの?
[ 2014/10/08 18:57 ] [ 編集 ]
No title
日本のニュースでの書かれ方だけではわからないドイツの背景がよくわかるので感謝しています!
本田選手の記事ありがとうございました。
[ 2014/10/08 19:11 ] [ 編集 ]
ジョークの下り笑えました笑

ドイツの科学力でもユーモアのセンスだけは及ばなかったみたいですね
[ 2014/10/08 20:12 ] [ 編集 ]
>すごい時代になったものですね

まさにこれ
徐々に変化したから慣れちゃってるけど、日本リーグの時代からは考えられんね
[ 2014/10/08 22:35 ] [ 編集 ]
No title
上のコメントの人。
他所のブログとの比較なんて書くと要らない火種を作るだけだから止めておいたほうがいいですよ。

キッカーの事情やジョークに対するドイツ人記者の姿勢とか、面白かったです。
[ 2014/10/11 21:28 ] [ 編集 ]
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